学歴・学位
- 早稲田大学 文学部フランス文学科 卒業
- 東京外国語大学大学院 地域研究研究科 ラテンアメリカ専攻 修了 修士(国際学)
- 東京外国語大学大学院 博士後期課程地域文化研究科 単位取得退学
研究テーマ
19世紀〜20世紀のキューバの歴史において、人種主義がどのように社会に対する認識を拘束したかを研究しています。医学、衛生学、人類学、犯罪学、民族学、そして「文化」論などの相関を辿っています。
研究内容・現在の専門分野を目指した理由やきっかけ
若者として好奇心からいろいろなところを旅しました。そこに何かがあるのではないか、何かが見つかるのではないかとワクワクして行きましたが、ほとんどの場合そこには予想もしない「何か」があり、逆に見つかったのは自分の好奇心それ自体、そして地球の裏側からやってきて、なんだか訳のわからない人として佇んでいる自分の姿でした。ところがその「好奇心を持った自分」を見つけた後に、もっと驚くことに遭遇しました。見つけた「自分」とは、それ自体で存在する「何か」などではなく、「自分」の外側に存在する領域こそが「自分」の領域を確定させてくれていて、さらにはその境界はとても曖昧であるという事実でした。
目指す教育
「〜しなくてはならない」「〜が必要」「〜をみんなしている」「〜があたりまえ」「計画的に」「効率よく」とかを頭に浮かべる前に、マニュアル本の類は一切関わりをもたず、面白そうなことはないか、興味を引かれるものは何か、まさか自分がやらなそうなことは何か、などを思い浮かべながら近所(大学の近所でもいいです)を、ブラブラと真っ昼間からあてどもなく散歩してください。ぐるりとまわって、普段使っている反対側から自分の住んでいるところへ辿り着いたら、それは「旅」です(吉行淳之介)。友達だけでなく、本も、映画も、ゲームも、すべて「出会い」であり、大学を卒業してから「大学での出会い」を経験することはできません。
現在担当している科目一覧