2019年度第7回 Lawyer’s Salon
早稲田大学法学部では、本学出身の先輩弁護士との交流企画(Lawyer’s Salon)を開催しています。
2019年度第7回Lawyer’s Salonが、2019年11月7日(木)早稲田キャンパス8号館にて行われました。
神代 優 弁護士
法学部卒、早稲田大学 大学院法務研究科卒
第7回目は2006年法学部卒業、2009年法務研修了の神代弁護士が来てくださいました。
神代弁護士は、出産、子育てをしながら、企業法務系法律事務所・一般民事系地方法律事務所・インハウスロイヤーと、多様なキャリアを積んでいる先輩弁護士です。
今回は「法曹の仕事とワークライフバランス」を中心にお話しいただきました。
参加学生は約30名!
「家庭と仕事の両立って?」
「女性弁護士だから出来る仕事とは?」
「どの程度、仕事をコントロールして働けるの?」
「企業法務の仕事をする為には司法試験合格は必須?」
などなど、神代弁護士のキャリアに関連した様々な質問が寄せられました。
・一般的な職種と比べ、資格を持っている為、再就職がしやすい。子育てなど、それぞれのライフステージに合わせた働き方が可能。
・ロースクール時代の友人は、多様な働き方をしている。結婚して子育てしながら働いている人や、海外留学先で子育てをしている人など様々。
・自分の代わりがいないという点はデメリットになりえるかもしれない。病気等で働けなくなった時や、失敗した時の準備は進めておく必要がある。
・就職活動も、選考側の基準が明確。例えば司法試験の結果など、しっかりとした基準がある為、まずはそこを見てもらえる。
・セクハラ被害の相談など、女性からの相談は基本的に女性弁護士の仕事。「女性の弁護士の方がいてよかった」と言われることも多い。
多様なキャリアを積んでいる神代弁護士の話は説得力が十分で、将来法曹として働く事を考えている学生も不安に思っている点を解消できたのではないでしょうか。
神代先生、お忙しい中ありがとうございました。
法学部では今後も先輩弁護士や企業法務部にて活躍される先輩方をお呼びして学生のキャリア選択に繋がる企画を実施してまいります。
2019年11月 早稲田大学法学部