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- このへんな仕事はまだ日本にあるのです。たぶん。(考古学コース:横溝優さん)
このへんな仕事はまだ日本にあるのです。たぶん。(考古学コース:横溝優さん)
- Posted
- Fri, 09 Oct 2026
横溝 優 (修士課程(考古学コース)修了生)
私が考古学コースを志望した理由
学部2年生の冬に調査に参加したことをきっかけに大学院の考古学コースへの進学を考えるようになりました。考古学コースでは教員・大学院の学生が行う調査があり、学部生でも希望すればそれらの調査に参加できます。調査では先生方や先輩方と一緒に作業するため、必然的に先生方・先輩方と話をする機会が多くありました。そのおかげで「研究」について具体的なイメージがつかめただけでなく、先生方・先輩方の人となりを知ることができ、大学院進学への心理的なハードルがグッと下がりました。
考古学コースの雰囲気、教員・学生などとの交流
学生同士だけでなく教員との距離が近いコースだと思います。考古学コースでは他ゼミの調査に参加することが多いほか、調査では教員・学生という立場やゼミに関係なく一緒に作業をするため、他学部、他コースと比べ距離が近いのかもしれません。
研究にかける思い
円筒埴輪の中でも特殊な「貼付口縁」の特徴を持つものを研究対象にしています。正直なところ円筒埴輪は埴輪の中でも一番地味で華がありません。しかしながら、埴輪の中で一番出土数が多く、ある程度規格化されており、全国的に分布しているという特徴があるため当時の社会構造の復元に最も向いている遺物だと思っています。研究対象の「貼付口縁」を持つ円筒埴輪は円筒埴輪の中でも少し特殊な立ち位置ですが、その特殊性を追求していくことで、当時の社会構造の一端に迫れると信じています。
コースでの学びとキャリア
現在は群馬県の藤岡市で学芸員として勤務しています。いわゆる埋蔵文化財行政というものです。主な仕事には埋蔵文化財包蔵地の照会などの事務仕事や、他の職種にない変わった仕事として、試掘調査、発掘調査などがあります。埋蔵文化財包蔵地の照会では座学で学んだ文化財保護法などを、試掘調査や発掘調査では実習などで身につけた遺跡の掘り下げ方や遺物の扱い方、土層の見方などを活用しています。埋蔵文化財行政という仕事はまさに考古学コースで学んだことの延長にある仕事で、今まで学んだことを十全に活かしながら楽しく働かせてもらっています。
プロフィール
神奈川県出身。早稲田大学文学部考古学コース卒業後、同大学大学院文学研究科考古学コースに進学。在学中は円筒埴輪をテーマに研究。修士論文の題目は『「貼付口縁」を有する大型多条円筒埴輪の生産体制に関する一考察』。
(2026年10月作成)
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