School of Culture, Media and Society早稲田大学 文化構想学部

Curriculum

カリキュラムについて

第一に、英語で学ぶために十分な準備期間を設けます。
日本学生(JS)は入学後英語の集中的な授業を受け、その後Summer Session(海外大学短期留学)に参加することで英語によるアカデミック・スキルの向上を図り、十分な準備をしたうえで、9月から海外学生(OS)とともに学びます。

第二に、専門だけでなく、広い領域についても学ぶことが出来ます。
日本文化の様々な時代、分野についての専門的な科目だけでなく、それ以外の人文科学領域についても英語で行われる科目が設置されます。領域をまたいだ発展的な学習・研究が可能です。

第三に、開かれたカリキュラムです。
2年次から履修する論系専門演習は、JCulP以外の学生も履修します。また、その他の英語で行われる科目についても、文化構想学部・文学部の学生とともに学ぶことになります。さらに、卒業に必要な124単位のうち、上限36単位までは英語以外の言語で行われる科目によって満たすことが可能です。JCulPは決して所属学生だけに閉ざされたプログラムではなく、プログラム外の学生とともに学ぶことができる、開かれたカリキュラムが用意されています。

1年次の基礎・準備科目である「Academic Skills in English」、 「 基礎演習」、 「Summer Session」 と2年次からの専門科目である「専門演習」、3~4年次(OSは2~4年次)の「論系ゼミ」 に大きく分かれます。また文化構想学部・文学部共通の様々な領域の科目を英語で学ぶことができます。

日本学生(JS)の場合、卒業に必要な124単位のうち上限36単位までは、英語以外の言語で行われる科目を履修して卒業単位に含めることができます。また他学部設置科目については、日本語・英語に関わらず卒業単位に含めずに履修することも可能であり、その場合の履修制限はありません。

ゼミはJCulPに3つ置かれ、それぞれの担当教員が設定したテーマに基づいて、少人数(1学年10名から15名)による研究・発表中心の授業が行われます。グループによる共同研究などを行う場合もあり、また合宿や調査など課外活動を行うこともあります。

論文は卒業要件であるため、全員が作成します。JCulPの学生が作成する論文です。ゼミ論文は、ゼミにおける研究・発表などを通じて関心を深めてきたテーマについて、目に見える成果物として作成します。その意味では大学における学習の集大成と言って良いでしょう。また、論文(JCulPの場合は英語論文)の作成を通じて、学術的な文章作成のルールを実践的に学び、緻密な論理構成の能力と説得性の高い文章表現力を磨くことで、卒業後いかなる分野に進んでも有効な資質の獲得を目指します。

JCulPの日本学生については、英語以外の言語は必修ではありません。しかし、英語以外の言語を学ぶ機会は、学部内外に用意されています。

現在のところ double major 制度はとっていません。ただ、副専攻(minor)制度については2017年度から開始しています。

入試の時点からJCulPの学生は多文化論系に所属することが決まっているため、他の論系やプログラムへの異動はできません。ただし、前述のとおり、JCulP以外に設置された科目を相当数履修することが可能です。

英語を通じて学び、その学習・研究の成果を英語による論文にまとめていくことによって、世界の多様な人々に対して自らの知見(調査研究、また思考の結果得られたことがら)を直接発信する能力が身につきます。文化、地域を越えてひとびとの間のコミュニケーションが加速度的に頻繁に、また緊密になっていく現代、さらには未来を見通した時、より多くの人々とより豊かな関係を築いていくことのできる、グローバル・コミュニケーター(世界を「つなぐ」人)として社会に大きく貢献することが期待できます。

日本学生カリキュラムについて

1年次に置かれるAcademic Skills in English では、日本学生のみを対象とし、春・夏(前半)・秋・冬クォーターの年間を通して、英語による科目を履修できる英語力を養います。その中には、Reading やWriting だけでなく、Discussion やPresentationについて学ぶ授業も設置され、これまで英語でのDiscussionをまったく試みたことのない人にも対応した学習がなされます。

これは、前項Q.10で説明した春・夏(前半)クォーターの Academic Skills in English によって向上させた「英語による学習能力」を更に磨くための短期留学です。海外の大学が開設している留学プログラムに入り、英語でのみコミュニケーションが可能な環境の中で学ぶことで、9月からの本格的な英語による授業への準備を万全なものにします。

可能ですが、卒業単位に算入する科目以外に履修しなければならない科目(教職関係科目)が多くあり、そのすべてが日本語で実施されます。一層の努力が必要であることは理解しておいてください。

海外学生カリキュラムについて

海外学生(OS)は、4年間で日本語を24単位以上学ぶことが必修となっています。まず英語で日本文化を学びながら、並行して日本語能力を身につけていく、というのが海外学生のカリキュラムの柱になっています。

日本語については必修科目として学習します。また英語についても、選択英語をはじめ、学部の内外にアカデミック・スキルを向上させる様々な科目が用意されていますので、そちらを履修してください。もちろん、その場合はひとりひとりの力にあった学習方法について、教員がアドバイスを行います。

どのような科目の単位をとったのか、ということにより、認定するか否かが決まります。取得した単位がある場合は、お問い合わせください。

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