Graduate School of Japanese Applied Linguistics早稲田大学 大学院日本語教育研究科

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オンライン講座

Workshop

ワークショップ型(Bコース)

ワークショップ型(コースB)

2025年度講座のお申込みを受付中です。(2025/02/17更新)

講座概要

教育、サービス、地域等の課題を日本語教育の観点から考える、実践的で課題解決型のオンラインワークショップです。1回2時間、4回のオンラインセッションを実施します。

受講対象

自身の現場(教育、サービス、地域等)の課題を日本語教育の観点から考えたい方、日本語教育に関する実践的なスキルを学びたい方を対象とします。ワークショップの具体的な対象者はそれぞれの案内をご確認ください。

講座日程・受講料・募集定員

2025年度

No. テーマ 日程 申込期日

時間

(日本時間)

講師 受講料 定員
「日本語教師」の実践の省察―他者との対話を通して自身の課題を見直す― 9/27(土)、
10/4(土)、
10/11(土)、
10/18(土)
9/10(水) 10:00
~12:00
舘岡洋子
竹内雪乃
櫛田ひかる
野宮公美
24,000円
(全4回)
20名
「状況」のなかで言語とコミュニケーションを考える授業実践 11/29(土)、
12/6(土)、
12/13(土)、
1/10(土)
11/12(水) 10:00
~12:00
小林ミナ 24,000円
(全4回)
20名
  • 最少開講人数: 5名

※最少開講人数(5名)に達しない場合は、開講しません。その場合は、申込期日後にメールでご連絡のうえお支払いいただいた受講料を返金いたします。

ワークショップ内容詳細

①「日本語教師」の実践の省察―他者との対話を通して自身の課題を見直す―

日程

第1回: 9月27日(土)10:00~12:00
第2回:10月 4日(土)10:00~12:00
第3回:10月11日(土)10:00~12:00
第4回:10月18日(土)10:00~12:00

講師

早稲田大学大学院日本語教育研究科 教授 舘岡 洋子
至誠館大学 非常勤講師 竹内 雪乃
早稲田大日本語教育研究センター インストラクター(非常勤) 櫛田 ひかる
早稲田大学日本語教育研究科修了生 野宮 公美

内容

「日本語教師/日本語教育専門家」として成長するためには、実践への省察が欠かせないといわれています。しかし、ひとりで省察をすることは、たやすいことではありません。そこで、参加者各自が自身の実践上の課題をもちより、その改善に向けて「協働省察」を行う場をつくりたいと考えています。それぞれの課題は、教室等の実践現場だけで完結するものではなく、より大きな文脈から影響を受けています。その前提に自身では気が付かないこともあります。自身の実践の課題や実践が置かれている文脈を俯瞰して見るには、他者だからこその視点が重要になってくるでしょう。
本ワークシップでは、自身の実践現場での経験をもとに、参加者同士が意見交換をしながら、自身の実践が置かれている文脈や自身の実践を創る軸となる「日本語教育観」を見つめ直します。

  • 第1回 :  実践から立ち上がる日本語教師としての「私の理念」を考える
  • 第2回 :  現在の日本語教育実践における三者(理念・方法・フィールド)のつながりを可視化し、自身の実践の「課題」を明確化する
  • 第3回 :  課題が埋め込まれている現状(自分、周囲、社会)を互いに観察する/課題がどこからきているか考える
  • 第4回 : 振り返りをもとに、新たな一歩を考える

対象

・日本語教育実践の現場を持ち、日々学習者と向き合っている教師・ボランティア・コーディネーター・行政担当者などの方々を対象とします。
・ワークショップでの活動に積極的に参加し、課題や振り返りに意欲的に取り組める方を歓迎します(※)。
※ワークショップでは、日本語教育の現場でのご自身の実践を言語化する活動が多く含まれています。また、毎回ワークショップ後は、課題や振り返りに取り組んでいただく予定です。

実施形態

同期型講義のツールとしてZoomを使用します。課題の共有などのためにW-MoREを利用します。

参加条件

  1. Zoomが利用できる環境であること。
  2. ワークショップでの活動に積極的に参加できる環境であること。
  3. 毎回の課題や振り返りに意欲的に取り組めること。

課題

毎回、講義の前に「事前課題」、講義の後に「振り返り課題」があります。これらは、講義内で提示します。
事前課題(例):今までのご自身の授業の中で、「印象に残っているエピソード」は何ですか。 そのエピソードが「印象に残っている」のはなぜですか。

参考図書

舘岡洋子編 『日本語教師の専門性を考える』(ココ出版)

②「状況」のなかで言語とコミュニケーションを考える授業実践

日程

第1回:11月29日(土) 10:00〜12:00
第2回:12月  6日(土) 10:00〜12:00
第3回:12月13日(土) 10:00〜12:00
第4回:  1月10日(土) 10:00〜12:00

講師

早稲田大学大学院日本語教育研究科 教授 小林 ミナ

内容

ことばは、常に個別具体の状況のなかで使われます。語や表現や文型は、固有の意味を内在しつつも、その状況におけるさまざまな意図や解釈を生み出します。日本語学習のゴールを、「言語知識の獲得、集積」ではなく「日本語で何かができること(Can do)」とするなら、状況からことばを切り離すのではなく、ことばと状況を不可分なものとしてセットで見ていく姿勢が必要です。このワークショップでは、「「状況」のなかで言語とコミュニケーションを考える」というアプローチ(以下、「状況アプローチ」)について理解を深めるとともに、それを具体的な授業実践に落とし込むことを目指します。 各回の内容は次の通りです。

  • 第1回 :  「状況アプローチ」に基づく授業実践について担当者が講義を行い、グループでの意見交換により理解を深めます。
  • 第2回 :  「状況アプローチ」の理論的背景について担当者が講義を行うとともに、グループでの意見交換により理解を深めます。
  • 第3回 :  「日本語で何かができること(Can do)」を目指す日本語授業のデザインや運営について、「日本語教育の参照枠 報告」(文化審議会国語分科会,2021)を参考にしつつ考えます。
  • 第4回 :  参加者が現場で抱えている課題や興味関心を、「状況アプローチ」に基づいて、具体的な授業実践としてデザインします。

対象

次のいずれにもあてはまる方
1.「状況」のなかで言語とコミュニケーションを考える」というアプローチに興味・関心がある
2.「日本語で何かができること(Can do)」を目指す日本語授業のデザインや運営について考えたい
※日本語教育の経験は問いません。
※意見交換などに積極的に取り組むことを求めます。

実施形態

同期型講義のツールとしてZoomを使用します。課題の共有などのためにW-MoREを利用します。

参加条件

  1. Zoomが利用できる環境であること。
  2. ワークショップでの活動に積極的に参加できる環境であること。
  3. 毎回の課題に意欲的に取り組めること。

課題

毎回の講義の前に「事前課題」、講義の後に「振り返り課題」があります。それに取り組んでください。課題は第1回講義の中で提示します。(第1回に事前課題はありません。)

参考図書

小林ミナ(2017).「状況から出発する」アプローチ『早稲田日本語教育学』22,101-113.http://hdl.handle.net/2065/00054105。(開けない方はこちらから)

お申込み方法

1. 参加条件の確認
指定されている参加条件が整っているか、あらかじめご確認ください。
2. ご登録
  • お申込みはこちらの申請フォームより、案内に従ってご入力いただきます。
  • 申請フォーム送信後、順次当研究科より申込についてのご案内をお送りします。
  • 申込期日を過ぎてからのお申込みについては、当研究科までお問い合せください。
  • 最少開講人数(5名)に達しない場合は開講しません。その場合は、申込期日後メールでご連絡のうえお支払いいただいた受講料を返金いたします。
3. 受講料のお支払い
ご案内した支払期日までに、受講料を所定の払込用紙にて、お近くのコンビニエンスストアまたはスマートフォンアプリよりお支払いください。

  • 下記のスマートフォンアプリ決済がご利用いただけます。
    Pay B決済サービス、楽天銀行コンビニ支払サービス、ゆうちょPay、au Pay請求書払い、d払い請求書払い、Fami Pay請求書払い、PayPay請求書払い、J-Coin請求書払い、楽天ペイ請求書払い
  • 当研究科窓口でのお支払いは受け付けておりませんので、必ず所定の払込用紙を使用してご入金をお願いいたします。
  • 国外にお住まい等の理由で、払込用紙によるお支払いができない方は、お申込み申請フォームにその旨ご記載ください。別途こちらからご連絡いたします。
  • 開講前、開講中に受講をとりやめた場合でも、原則としてお支払いいただいた受講料の返金はいたしかねます。
4. 申込手続完了
入金確認のメールを順次差し上げます。また、講座開始前にアクセス情報(W-MoRE・Zoom等)や事前課題(ある場合)を電子メールにてお送りします。

メールが届いていない場合は、事務所([email protected])までご連絡ください。
※受講のご案内が迷惑メールフォルダに振り分けられる可能性がございます。受信設定をご確認くださいますようお願いいたします。

 

受講証明書

講座終了後、所定の要件(講座の2/3以上の出席)を満たした方に、受講証明書を発行します(発行手数料無料・再発行不可)。

その他

ワークショップの受講を経て、さらに日本語教育に関する学びを深めたい方には、正規課程の科目を履修する科目等履修生や、修士号を取得する修士課程への進学等、次のステップもあります。


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