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中井貴惠さん(本学卒)公演直前電話インタビュー 音語り~小津安二郎映画を聞く~

2018年12月9日(日)に中井貴惠さん(本学卒)が来校。2009年から続けている「音語り~小津安二郎映画を聞く~」を、初めて母校の早稲田大学小野記念講堂で公演いただきます(詳細はこちらをご覧ください)。公演を直前に控えた中井さんに電話インタビューを行いました。

「音語り」とはどのような公演スタイルなのでしょうか?

このシリーズは、映画台本を朗読台本に仕上げて、出演者はもとよりト書きまでを私が一人で語り、ジャズピアニスト松本峰明さんが映像的な生演奏で参加、さらにイメージが広がる仕上がりとなっています。

なぜ、小津安二郎さんの映画を「音語り」の対象に選んだのでしょうか?

小津安二郎監督は、私の両親の仲人でもあります。木下恵介監督と男性ふたりの仲人という面白い結婚式だったそうです。その後も小津監督とは家族のようなお付き合いが続き、幼少の私を孫のように可愛がってくださいました。

朗読のお仕事をさせていただいているので、何か小津監督の書かれたものとか読むことができないだろうかと、10年ほど前に、当時の小津組プロデューサーの山内静夫さんにご相談しました。「映画の台本を読めばいいじゃないか」とご意見をいただのが、「音語り~小津安二郎映画を聞く~」の原点です。

今回上演いただく「東京物語」のご紹介をお願いします。

今までに「晩春」「秋日和」「東京物語」「お早よう」「秋刀魚の味」「麦秋」の6作品を発表しておりますが、「東京物語」は小津安二郎監督の代表作となります。東京物語の脚本を監督とお書きになった野田高梧さんも、早稲田大学の大先輩ということもあり、早稲田大学で上演するにふさわしい作品だと思っています。1954年公開の映画ですが、復興の中での数々のエピソードが、家族愛とは何かを問いかけてきます。

●あらすじ

終戦から8年を経た夏、尾道に暮らす周吉と妻のとみは、子供たちが暮らす東京に向けて旅立つ。久しぶりの再会を楽しみに出かけた夫婦であったが、子供達もそれぞれの暮らしに精一杯で、思うように面倒をみる事が出来ない。そんな中、戦死した次男昌二の妻紀子だけが、親身になって二人の面倒をみるのだった。一抹の寂しさを感じながらも、子供達の自立した姿に満足気な表情で尾道への帰途に就く老夫婦。その数日後、母とみの危篤を知らせる電報が届き、急ぎ尾道に駆け付けた子供達と紀子に見送られてとみは亡くなる。葬儀の後すぐに母の形見分けの話をし、そそくさと帰っていく兄や姉の姿に末娘の京子は憤るが、そんな京子に紀子は、それぞれの暮らしがあるのだと静かに諭す。皆が帰ってしまった後、周吉は妻に先立たれた寂しさを、ひとりかみしめるのであった。

お忙しいところお時間をいただき、ありがとうございました。

小津映画をご覧になった方も、ご覧になった事がない方も、朗読と音楽で、小津安二郎の世界を楽しんでください。声を聞きながら、皆さんそれぞれの映像を思い描いていただけたらと思います。

奇遇にも、12月9日は、早稲田大学の卒業生でもある父、佐田啓二の誕生日です。

小野記念講堂で、お待ちしております。

Dates
  • 1209

    SUN
    2018

Place

早稲田大学小野記念講堂

Tags
Posted

Wed, 28 Nov 2018

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