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八百津町との地域文化交流事業2018を行いました!(1日目)

第二次世界大戦中、ナチス・ドイツに迫害され欧州各地から逃れてきたユダヤ人等に日本を通過するためのビザ(通過査証)を発給し、約6千人の避難民を救ったとされる日本の外交官「杉原 千畝」(すぎはら ちうね・1900年-1986年)は、岐阜県八百津町出身であり、本学が母校としても知られています。

その八百津町より、2016年に「文化」、特に音楽を通じた交流事業を行いたいと希望があり調整を重ねた結果、2016年・2017年に本学の公認サークルである早稲田大学混声合唱団(通称「早混」)による「八百津町でのコンサート」「町内の中学校を訪問し生徒と歌の交流」等を実施することとし、大変な好評を得ました。

八百津町からは、引き続き交流事業を実施したいという希望があったことから、2018年度も早混によるコンサートおよび中学校訪問を実施することとし、8月31日(金)・9月1日(土)の2日間をかけて実施しました。

アウトリーチとしての歌の地域交流

1日目の8月31日(金)、早混は二手に分かれ、町内の「八百津中学校」と「八百津東部中学校」を訪問しました。

八百津中でのアウトリーチ

八百津中学校(以下、八百津中)での交流事業は、体育館での早混ステージでスタート。八百津中の校歌を皮切りに、早稲田大学校歌等を披露しました。

生徒代表からのお礼のことばに対し、大学からは、大隈講堂の写真が印刷された、クリアファイルを生徒全員にプレゼントすると応え、早稲田大学の存在を更にアピール。

その後、各学年・各クラスごとに分かれ、1クラスあたり2~3名の早混学生が合唱指導。まず生徒の合唱発表を聴き、早混からは、「発声方法や姿勢で気を付けること」、「歌う時に何を思い描きながら歌うことが必要か」、「譜面から何を感じて歌うか」といった実践的なアドバイスがなされ、約1時間の指導でしたが、最初と最後ではハッキリと分かるほどの向上も見られました。

短い時間ではありましたが、ひとつの気づきが音楽の厚みをずっと大きくするんだ、ということを感じ取ってもらえたと思います。

八百津東部中でのアウトリーチ

一方、八百津東部中(以下、東部中)での交流事業も八百津中同様、東部中の体育館で行われました。対面式にて早混・東部中の生徒それぞれが挨拶をした後、ワークショップがスタート。

ワークショップでは早混のミニコンサートも行われ、スタジオジブリの映画『天空の城ラピュタ』の主題歌「君をのせて」、「となりのトトロ」等が披露されました。美しいハーモニーで奏でられるなじみ深い曲の数々に、中学生は聴き入っていました。

ワークショップの後は翌日の演奏会の練習もかねて、早混の学生による歌唱指導が行われました。まずは「東部中校歌」を全員で合唱。いつも中学生たちだけで歌うのとは違う厚みのある響きに、驚いたり嬉しそうな表情をしたりする生徒さんの姿も。

その後は早混の学生指揮者・佐藤さんの指揮により、「群青」「早稲田大学校歌」を練習。特に「群青」では、「八百津の美しい景色や友達のことを思い浮かべながら歌ってみよう」というたった一言で、ハーモニーががらりと変化。

短い時間ではありましたが、合唱だけでなく自分の家族や友達、八百津という町に思いをはせる、充実した時間になりました。

杉原千畝の功績を学ぶ・伝える

中学校での交流事業の後、早混の学生たちは八百津町内にある「杉原千畝記念館」に移動し、記念館を見学しました。

杉原千畝記念館は、杉原千畝の功績を後世に伝えるため、2000年に開館しました。記念館内は「なぜ、ナチスはユダヤ人を迫害するようになったのか」に始まるいくつかのコーナーに分けられ、当時の時代背景やユダヤ難民の過酷な運命、そして杉原千畝がなぜ外務省からの指示に反してまでビザを発給するに至ったか等について、パネル展示や映像資料により学ぶことができます。また、当時のパスポートの展示(展示資料はレプリカ)があり、杉原千畝が書いた数行の査証の記述を見るとき、その数行が持った重みを、誰もがリアルに感じられると思います。

遠くナチス・ドイツで行われていた70余年前の事件に、日本人がどのようにしてかかわっていたのか。

教科書では知ることができない歴史に興味を持つ学生は多く、はじめて来館した学生も記念館に来るのは数度目という学生も、皆真剣に千畝の功績を学んでいました。中には、展示パネルに書かれているヘブライ語を解読してしまう学生も。

 

中学生との交流事業に杉原千畝記念館の見学に、盛りだくさんだった八百津町地域交流事業の1日目。

明日はいよいよ、演奏会本番です!

 

八百津町地域交流事業 2日目

早稲田文化サイトは、本学の文化的資源・文化情報の発信基地として、文化推進部が運営しています。

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