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美濃加茂市・早稲田大学文化交流事業 みのかも「声のドラマ」の会朗読公演を実施

2007年より本学は岐阜県美濃加茂市と文化交流協定を締結し、文化交流事業として様々なイベントを協働で実施しています。その一環として、美濃加茂市で活動する朗読団体、みのかも「声のドラマ」の会が2016年3月13日(日)に早稲田小劇場どらま館で公演を行いました。

公演概要はこちら

 

第1部 堀江敏幸著『雪沼とその周辺』より「イラクサの庭」(新潮文庫2007年)

s_DSC_0142岐阜県多治見市出身で本学文学学術院教授の堀江敏幸氏の作品。
山間の小さな町「雪沼」に東京から移り住み、料理教室を開いていた小留知(おるち)先生が最期に残した不思議な言葉「コリザ」。その意味を探るうち、先生の前半生とその秘密が明らかにされていきます。詩情あふれる作品を、4名の「声のドラマ」の会メンバーに演じていただきました。

 

第2部 ウィリアム・シェイクスピア原作、坪内逍遙訳『十二夜』より「執事マルヴォーリオ・・・」

s_DSC_0151ウィリアム・シェイクスピアの戯曲『十二夜』の一場面を、朗読劇として上演。
物語の中心人物の一人、オリヴィア姫に身分違いの恋心を抱く堅物の執事マルヴォーリオ。彼に対し、オリヴィア姫の元に居候をしている叔父サー・トービーの一味が偽の恋文でいたずらを仕掛けます。シェイクスピア原作にあるセリフのリズムや韻をふむ面白さを、そのまま日本語で楽しめるように工夫された坪内逍遙訳のテキストに合わせ、身振りの演技を交えながら5名の「声のドラマ」の会メンバーに生き生きと演じていただきました。

 

みのかも「声のドラマ」の会について

美濃加茂市の第3回(1996年)坪内逍遙大賞に、ラジオドラマで活躍した女優の加藤道子氏が選ばれ、朗読講座が開かれました。この講座を機に、美濃加茂市民の朗読熱が高まり、翌年より朗読講座と朗読フェスティバルが開催されました。
朗読を学ぶにつれ、日本語の持つ響きの美しさを再確認し、朗読が自己を表現する創造的なものであることに気がつき、1999年にみのかも「声のドラマ」の会を発足。「正しい日本語」「美しい日本語」を学び、朗読を通して地域の文化の発展につながっていくことを目指しています。みのかも文化の森/美濃加茂市民ミュージアムで開かれる朗読講座で勉強を重ね、発表会を開催しているほか、市内外でも朗読教室を開講するなど、様々な活動を行っています。

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