Vital Signalsは、ニューヨークのビデオアーカイブ機関EAI(エレクトロニック・アート・インターミックス)、横浜美術館、および日本のキュレーターや研究者たちの共同企画による、国際巡回プログラムです。
このVital Signalsというタイトルには、ビデオというメディアの特性=「活発な電気信号」、そして当時の芸術文化におけるビデオアートの位置づけ=「重要な兆候」、という2つの意味を託しています。
開催 | 2010年1月14日(木)・15日(金) |
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会場 | 小野記念講堂(早稲田大学27号館「小野梓記念館」地下2階) |
入場料 | 無料 |
申し込み方法 | 当日先着順、定員200名、各回入替制(各プログラム間に10分ほどの休憩あり) |
主催 | 早稲田大学(文化推進部) |
協力 | EAI、横浜美術館 |
特別協賛 | アメリカ大使館 |
お問い合わせ | 早稲田大学 文化推進部 文化企画課 〒169-8050 東京都新宿区西早稲田1-6-1 大隈記念タワー2階 TEL:03-5272-4783/FAX:03-5272-4784 E-Mail:[email protected] |
上映スケジュール(予定)
1月14日 |
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1月15日 |
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商業映画でも、実験映画でもない、もう一つの映像文化史の原点へ
「ビデオ」が登場した1960年代。すぐさま、 アーティストたちはこの新しいメディアを用いた探求と実験の中に身を投じていきました。世界の芸術文化の中心地であったアメリカ、そしてビデオメディアの発祥地である日本など各国で、ビデオをめぐる活発な創作活動と文化交流が展開されました。そして、商業映画とも実験映画とも異なる文脈をもつ、「ビデオ アート」というもう一つの映像表現の文化が形成されていったのです。
本上映会「ヴァイタル・シグナル」は、日本とアメリカにおけるビデオアート史の最初の20年に焦点をあてます。日米を代表する38作家(組)による50タイトルを、2日間全6プログラ ムで上映します。それによって、他の芸術分野や科学技術と深く関わり合い、そして同時代の政治やマスメディアと激しく衝突しながら展開したビデオアート草創期の軌跡を明らかにしていきます。
これまでまとめて上映されることがほとんど無かった日米初期ビデオアート。そのパイオニアであった彼らの実験を、ビデオを用いた映像表現が現代美術界を席巻する今日の視点から振り返る絶好の機会です。ぜひご鑑賞ください。
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