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「大隈記念タワー竣工特別企画 大隈重信展」

早稲田の文化の発信基地として

flier14125記念室は、本学正門前歴史的景観ゾーンを飾るランドマークとして、本年2月に竣工した大隈記念タワー(26号館)10階に新設された展示室です。125尺の大隈講堂が早稲田大学の125年の歴史―「第一世紀の早稲田」―を象徴していたのに対し、250尺(75.75m)の大隈記念タワーはまさに「第二世紀の早稲田」を象徴するものであり、大隈講堂を基軸としてそれに対峙した設計になっています。

とりわけ大隈講堂の時計塔の頂点である125尺と同じ高さに位置する125記念室は、大隈講堂はもとより、旧図書館(會津八一記念博物館)や伝統的な赤煉瓦屋根の校舎など、西早稲田キャンパスを一望できる絶好の景観を誇ります。ここでは、早稲田大学が保有し内外に誇り得る貴重な文化財等の展示を年間を通して行い、さらに室内に設置されたパノラマビジョンを用いて早稲田大学の歴史を映像情報として配信するなど、隣接するワセダギャラリーや小野記念講堂とともに、早稲田の文化の発信基地としての役割を担ってまいります。

このたび、大隈記念タワー竣工を記念し、125記念室における展示企画の第一弾といたしまして「大隈重信展」を開催いたします。創立者である大隈重信の波乱に満ちた生涯をたどりながら、日本近代史における大隈の役割をあらためて認識していただければ幸いです。

詳細

日時 2006年3月25日(土)~6月24日(土)
会場 早稲田大学 大隈記念タワー10階 125記念展示室
時間 10:00~18:00
閉室 日曜・祝日
主催 早稲田大学 03-3203-4141(代表)

開催にあたって

早稲田大学の創立者大隈重信は、天保9年(1838)、佐賀に生れました。はやく洋学を学んで開明的な思想を身につけた大隈は、明治新政府に出仕するにおよんで、外交・財政などの重要な国政を担当、鉄道敷設、地租改正をはじめとする一連の近代化政策を推進し、維新政府の立役者として活躍しました。薩長藩閥勢力との抗争に敗れて明治14年(1881)に下野した後は、立憲改進党を結成して立憲政治の確立を主張する一方、学問の独立を標榜して東京専門学校を設立、今日の早稲田大学の礎を築きました。

その後、不平等条約改正の交渉に当たるため入閣し、テロで片脚を失うという悲運に見舞われながらも、不屈の精神力によって二度にわたり政権を担当しました。また、日本の真の近代化、国際化をめざした「文明運動」を唱導するなど、明治・大正の日本に大きな足跡を残しました。

本展覧会は、大隈記念タワー竣工を記念し、大隈の波乱に満ちた85年の生涯をたどるとともに、日本近代史の大きな流れの中で、大隈の果たした役割を改めて認識しようとするものです。「大隈文書」をはじめとする早稲田大学所蔵の数々の資料を展示するとともに、今まであまり語られることのなかった 大隈の少年・青年時代に焦点をあわせた映像作品もあわせて上映いたします。

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