歌舞伎俳優の二代目中村吉右衛門さんが講演しました

初代村中村吉右衛門展(7/2~8/7)関連の映画祭で

講演の模様

講演の模様

近代歌舞伎界に大きな足跡を残した初代中村吉右衛門を紹介する「初代中村吉右衛門展」(7月2日〜8月7日、演劇博物館)の関連イベント「初代吉右衛門映画祭Ⅱ」が8月2日、大隈講堂で開かれ、二代目中村吉右衛門さんが、初代との思い出や芸への思いなどについて講演しました。

初代中村吉右衛門(明治19年〜昭和29年)は、大正期に、六代目尾上菊五郎とともに、いわゆる「市村座時代」を築き、大正から昭和にかけて歌舞伎という演劇を新鮮によみがえらせ、多くの観客を魅了しました。戦後は歌舞伎界の重鎮として活躍し、とりわけ六代目菊五郎没後は歌舞伎界の頂点に君臨して、文化勲章をはじめとする栄誉に輝きました。初代中村吉右衛門展では、演劇博物館のコレクションを中心に、当代中村吉右衛門家のご協力を仰ぎ、初代吉右衛門のあゆみと芸を幅広くご紹介しています。

大隈講堂で開かれた映画祭では、初代の記録映画「盛綱陣屋」(昭和28年)の上映に続いて、当代中村吉右衛門さんが登壇。吉右衛門さんは、聞き手の児玉竜一教授(文学学術院)とともに資料写真や映像を見ながら、養父である初代吉右衛門との思い出を振り返り、「やさしい“おじいちゃん”という雰囲気で、とてもかわいがってもらいました」と笑みを浮かべていました。また、今後の抱負を問われると、「歌舞伎は生き物であり時代によって変わるものですが、私はその基礎となる伝統の型を教えることを一生懸命やっていきたい」と語りました。

 

以上

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