早稲田大学は、2014年度に文部科学省「グローバルアントレプレナー育成促進事業(EDGEプログラム:Enhancing Development of Global Entrepreneur Program ※)」の一環として、EDGEプログラムの活動拠点「共創館(きょうそうかん)」の設置・運営を行ってきましたが、新たに早稲田キャンパ19-2号館に移設し、本格展開を開始しました。
WASEDA共創館は、起業や新規事業創出の教育を行う「アントレプレヌールシップ教育プログラム」、社会システム創出のためのアイデア発想法やデザイン手法を身に付けることができる「価値共創デザイン教育プログラム」、ビジネスモデルの仮説検証法を実践的に学ぶ「ビジネスモデル仮説検証プログラム」を提供することにより、事業化マインドを持った人材(EDGE人材)を育成し、我が国の持続的なイノベーション・エコシステムのハブ形成に貢献することを目指しているほか、学生スタッフにより大学施設の運営を行い、学生の大学への参画の場と学生自身が成長する場としていく予定です。
学生がこの共創館を舞台に、広く社会で活躍している様々な方との交流を通して、自らのキャリアをデザインし、社会に出て活躍していくことで、早稲田大学の中長期計画であるWaseda Vision 150の13の核心戦略の中の、「大学の教育・研究への積極的な学生参画の推進」や「早稲田を核とする新たなコミュニティの形成」やそれを通じた「進化する大学の仕組みの創設」を実現していきます。
開設式で橋本副総長は、「EDGEプログラムの活動拠点である共創館は、学生が“考えたことを形にできる場所”であるとともに、社会に開かれ、普段から様々な人との交流やアクティビティがあり、大学内外の人との交流や活動を通じて、学生一人一人がライフデザイン、キャリアデザインを考えることができる場所にしたい」と述べました。
EDGEプログラムとは?
EDGEプログラムは、文部科学省「グローバルアントレプレナー育成促進事業(EDGEプログラム:Enhancing Development of Global Entrepreneur Program)」は、日本でのイノベーション創出の活性化のため、大学等の研究開発成果を基にしたベンチャーの創業や、既存企業による新事業の創出を促進する人材の育成と、関係者・関係機関によるイノベーション・エコシステムの形成を目的として、昨年2014年秋から始まったプログラムです。