さよなら記念会堂、生まれ変わる“文キャン”

戸山キャンパス記念会堂の建て替え決定
地下に多機能型スポーツアリーナ新設
2019年完成予定
屋上部には緑豊かな丘状広場を設置

早稲田大学は、戸山キャンパス記念会堂(37号館)を老朽化に伴って建て替え、スポーツミュージアムや学習スペースなども併設した多機能型スポーツアリーナ(新37号館)を新設することを決定しました。アリーナは地下2階地上1階部分に配置し、屋上にあたる地上部には緑豊かな丘状の広場を設けるなど先進的な設計の施設となります。完成予定は2019年3月で、今年7月から「さよなら 記念会堂」と銘打った、各種スポーツ・学生団体によるイベントを開催します。

スポーツアリーナの全景(完成イメージ)

スポーツアリーナの全景(完成イメージ)

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アリーナの屋上部分にあたる人工の丘状広場「早稲田の杜」。戸山キャンパスが緑豊かな景観に生まれ変わる(完成イメージ)

新しいスポーツアリーナには地上4階建ての高層棟も併設し、交流ラウンジやスポーツミュージアム、学生たちがディスカッションを行うラーニングコモンズを設置します。アリーナを地下に置くという特性を活かし、地熱を利用した空調システムや雨水の循環システム、太陽光発電システム等を組みあわせ、「スーパーローエミッションビルディング」と「ゼロエネルギーアリーナ」の実現を目指します。また、非常時には防災施設としての役割も果たして、周辺地域にも貢献していきます。

アリーナの内部(完成イメージ)

アリーナの内部(完成イメージ)

現在の記念会堂は早稲田大学の創立75周年を記念して1957年に建てられ、スポーツ施設としてだけでなく、卒・入学式や早稲田祭等、大学の式典会場として多くの学生に親しまれました。大隈記念講堂と並ぶ“大学の顔”と呼べる施設で、1964年の東京オリンピックではフェンシングの会場にもなりました。新しいアリーナも大学の各種式典で使われるほか、緑化された小高い広場は「早稲田の杜」として学生たちの憩いの場ともなり、戸山キャンパスの景観を大きく変える大学の新たな顔となります。

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多機能型スポーツアリーナ断面図(予定)

 ※完成予想図のため最終的なプランの変更が発生することがあります。

多機能型スポーツアリーナ(新37号館)概要

  • 建物構造:地下2階地上4階、鉄骨鉄筋コンクリート造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造
  • 延床面積:13,580㎡ 収容定員:6,136人(式典時) 1824席(観客席)
  • 建物用途:アリーナ、拳法道場、運動施設、ラーニングコモンズ、スポーツミュージアム等 (※次世代環境建築=地熱利用、雨水再利用等のゼロエネルギーを目指した建物)
  • 総合監理:早稲田大学キャンパス企画部
  • 基本計画・基本設計:(株)山下設計
  • 実施設計・監理:(株)山下設計・清水建設設計共同企業体
  • 施工:清水建設(株)
  • 実施設計:2015年4月~2016年3月
  • 工期:2015年7月~2016年3月:インフラ切り回し、既存記念会堂解体
    2016年4月~2018年11月:新記念会堂新築工事
    2018年12月~2019年2月:AV工事、家具備品工事その他
    2019年3月~:建物供用開始

既存の記念会堂(37号館)概要

  • 延床面積:5,904.10㎡
  • 収容定員:5,150人(式典時)
  • 施工:戸田建設(株)
  • 設計:早稲田大学施設部建設課(当時)
  • 竣工:1957年

新記念会堂(仮称)募金サイト

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