早稲田文化芸術週間2015 Waseda Vision150特別企画 「未来の早稲田を、描き変えろ。」
エントリーNo.3 早稲田の学び舎
文学部1年生の丸山由生奈さんは、大学内外への学生主体の「発信力」をアピールしたい、大学周辺地域との交流を深めたいという想いから、学生が地域へ出張授業をする「早稲田の学び舎」を思いついた。
新潟県松代地域に本学教授が出張授業するWAVOC主催の「松代早稲田塾」や、大学院生が指導員をつとめるGEC科目「学術的文章の作成」を経験することで、学生も教壇に立って誰かに教えるというアイディアを得た。また「早稲田大学教旨」が目標とする、豊かな人間性を持った「地球市民の育成」という理念にも大きな影響を受けた。つまり、大学外への発信力、地域交流、学生主体のすべての要素を兼ね合わせたものが「早稲田の学び舎」である。
従来の教室では一方通行の講義になりがちであり、「互いに学び合い、交流する」という点では向かなかった。そこで、明るく、親しみやすく、気軽に参加できる、対面式の空間を想定する。早稲田大学の正門は、無門の門。大学の学びは、誰でも学べるものであるはず。
藪野名誉教授「門がないというのは非常に面白い。珍しいのは、白いヘビに出会ったことがあります。これも早大生かな?よくいるのはこういうのがいますね。ワセ猫とかワセ犬とか。ときどき違う動物に似た先生がいらっしゃいますね(笑)昔は馬だったじゃないかっていう。非常に楽しいキャンパスですよね。」
「世代を超えて『私も学生として早稲田に入りたい。』が増えるといいね。学生のレンジを広げたい。90歳クラス、3歳児クラスとか、混合枠とかある面白いね。ラグビー強くなったりして(笑)」
橋本副総長「3号館の教室は対話型の教室を意識している。早稲田で起きていることを世界中に公開しよう。みなさんがもっと外に出ていくといい。一緒に大学を作っていていく仲間として、学生の大学行事の参加をもっと増やしてもいい。最近は学生が大学のお客さんになってしまっている。(中略)学生のいない大学は大学ではない。デパートはお客さんがいなくてもデパート。一緒に支えるのをぜひやって欲しい。」
藪野名誉教授「一つはもっと勉強してほしい。もう一つは早稲田の学生は生意気であってほしい。それっていいですね。きっとそれが対等な会話を生んでいくことじゃないかと思っている。そのための裏付けとして勉強してほしい。」
橋本副総長「学生は勉強すると可能性が広がる。先生が教え始めると、『僕はもっと研究しているよ』という学生が増えてほしい。」