早稲田文化芸術週間2015 Waseda Vision150特別企画 「未来の早稲田を、描き変えろ。」
エントリーNo.2 ヴァーチャル学習室
早稲田大学はキャンパスが9つもあり、たとえば早稲田キャンパスと所沢キャンパスでは約35㎞も離れており、移動には1時間以上かかる。人間科学部3年生の飯嶋大輔さんは、授業『21世紀日本の構想(通称:大隈塾)』でのグループディスカッションにおいて、昼休みの話合いに参加できないことに問題を感じていた。そこで考えたのが『ヴァーチャル学習室』である。別々の場所からネット回線を通じて話し合いや意見交換などの交流が行えるような施設をイメージした。
図書館や既存のグループ学習室に設置可能で、国内の他大とも連携可能であり、世界各地にある協定校との交流の場を目指す。早稲田からWASEDAへ広がる可能性をおおいに含んでいる。
藪野名誉教授「一番大きなテーマは、日本の早稲田から世界のWASEDAへ、だね。北九州が一番遠くて、近くに戸山と理工がある。(各キャンパスのデフォルメを描く。人間科学部の建物はかたつむりみたいにくるくる回りながら入っていく。コンセプトが迷路である。)学問の道と学校の道は迷路が多いね。」
「まずはキャンパス間を結びつけていく。そして世界の大学とつなげていく。全部書いていくとそれだけで30分くらいかかるね。つまり、世界中のいろいろな大学に発信できて話をしていく。」
橋本副総長「以前、理工で北九州と本庄をつなげられないか、スクリーンをつけて同時中継をしたが、リアルタイムで声が届かなかった。既存のラーニングコモンをつなぐという方法もあるが、やる気のある人だけが固まって入っていく様になってしまう。常にどこでもドアみたいに通りがかりに呼びかけられる窓を設置したい。」
藪野名誉教授「3D実像プリンターは作れないかね。人が実在化するようなこともできる。」
橋本副総長「気軽にかまえずに海外大学とつながれる。通りすがりにできるはず。画面上ではなく実物があるとすごく面白い。」
藪野名誉教授「これ実現するんじゃないですかね。君責任者でやったら?面白そうだね。」