担当業務の紹介
私は商学学術院事務所で商学部の入試・広報を担当しています。
「入試業務」とは大枠で、制度の企画、要項の作成、問題作成の管理、試験当日の準備・運営、採点管理、入学手続などから成り立っており、これが2月のいわゆる“大学入試”のみならず、9月には帰国生・外国学生入試、11月には推薦入試など複数の入試業務が並行して行われています。
また、入試業務の合間には、学部案内に代表される各種広報物の作成や、オープンキャンパスの企画・準備、高校での模擬授業の手配など高校(生)を対象とした広報業務行っています。
入試とは大学きってのイベントであり、その業務は担当者のみではとても行えるものではありません。
受験生の多い商学部の場合、入試当日には15,000人以上の受験生が集まり、1000人を超える大学関係者で対応しています。また企画・準備においては教員との連携は欠かすことができず、このような関係者間の調整役を担うのが担当者であり、それがこの業務の大変なところであり、醍醐味でもあると思っています。
早稲田大学職員を目指す皆さんへ
皆さんご存知の通り、大学とは教育・研究の舞台です。そこでの主役は学生・教員であり、そのような意味では、職員とは舞台に登場する脇役ですらない「裏方」であることは間違いありません。しかし、舞台という「場」、そこに登場する「人・モノ」、そしてそこで「行われること」を管理することなしにその舞台は成り立つことはなく、そのような意味で大学職員とは総じて「管理」職だと思っています。
自分一人の行動で何かを動かそうとするのではなく、現状を把握し目的への「流れを創る」ことに楽しみを感じられる方や、自らのうちにある積極性というものを自分の中で燃やすのではなく、他の人の情熱に変えようと思える方々と、目立つことを追い求めずに目立てる存在になっていきたいと思っています。