岩手県田野畑村民と思惟の森 第17回日韓国際環境賞を受賞

50年に及ぶ環境教育への評価と震災復興への想いをこめて

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岩手県田野畑村民と思惟しいの森が、東アジア地域の環境保全に貢献した団体・個人を表彰する第17回日韓国際環境賞を受賞しました。

岩手県田野畑村は三陸海岸沿いにあるリアス式海岸に面した人口4000人程の農山漁村です。酪農と漁業が盛んで、観光地としては日本一の景観美を誇る海岸、北山崎が知られています。

商学部の故小田泰市教授が、「森を創って森に学ぶ」という想いからゼミ生らによって始まった交流は、本学の学生サークル思惟の森の会(学生の会、WAVOC公認プロジェクト「思惟の森育林」)となり、大学・地域連携の先駆けとして50年にわたり森づくりと交流活動を行ってきました。学生は、森林保全活動や農作業、村の方々との交流や共同生活など、都会では味わえない体験を通して、「森林」や「食と農」、「地方の活性化」などについて考えるきっかけを得ています。

3月11日の東日本大震災で、大津波のために田野畑村内の沿岸部にある集落はすべて壊滅しました。大学生や教職員が田野畑村で村内の大学施設「青鹿寮」を拠点に、避難所にある支援物資の仕分け、被災現場で見つかった写真の水洗い、観光地の整備作業などの支援活動を行いました。また、早田宰社会科学総合学術院教授と古谷誠章理工学術院教授が「田野畑村復興計画策定のための委員会」の委員として参画し、復興に関わっています。今回の日韓国際環境賞受賞には、大震災からの復興への期待も込められています。

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