早稲田大学理工学術院 基幹理工学部・研究科の再編について 学生の適性を踏まえた3つの学系別入試を導入

早稲田大学は、2014年度に基幹理工学部と大学院基幹理工学研究科を下記の通り再編いたします。

学部においては基幹理工学部情報理工学科(入学定員150名)を情報通信に重点を置いた情報通信学科(同90名)=新設=と、情報科学に重点を置いた新しい情報理工学科(同90名)に再編し、また、大学院においては基幹理工学研究科情報理工学専攻(修士130名、博士後期30名)と独立大学院である国際情報通信研究科(修士120名、博士後期17名)を基幹理工学研究科情報理工・情報通信専攻(修士170名、博士後期45名)に再編し、理工学術院での情報に関する専門教育の充実を図ることとしました。

また、これらの再編にともなって、基幹理工学部に3つの学系からなる学系別入試を導入しました。1年次は週1時間程度の学系別授業がありますが、その他は全て共通科目となります。自分の適性を踏まえながら、1年間同じカリキュラムで勉強することで学系を超えた友人関係を築くことができ、さらに2年進級時の学科選択においては、従来の一括入試よりも本人の希望に沿った学科へ進級しやすくなる入試制度となりました。

本学部・研究科の再編については、現在文部科学省に届出設置書類提出中であり、記載の内容については、今後、変更する可能性があります。

基幹理工学部情報理工学科および基幹理工学部情報通信学科

再編前 再編後
基幹理工学部情報理工学科(定員150名) 【新設】基幹理工学部情報通信学科(定員90名)
基幹理工学部情報理工学科(同90名)

基幹理工学研究科情報理工・情報通信専攻

再編前 再編後
基幹理工学研究科情報理工学専攻(修士130名、博士後期30名)
国際情報通信研究科国際情報通信学専攻(修士120名、博士後期17名)
【新設】基幹理工学研究科情報理工・情報通信専攻(修士170名、博士後期45名)

学部:基幹理工学部情報理工学科および基幹理工学部情報通信学科について

2007年4月に設置された「情報理工学科」は、それまでのコンピュータ・ネットワーク工学科を基盤として、情報科学、情報通信、情報工学の融合を図り、情報技術全体に広く通じた人材の育成を目指してきました。近年のネットワーク技術・コンピュータ技術の進展は著しく、情報通信技術に携わる人材は世界的競争の中で日々変化し続ける技術革新への対応を求められています。こうした社会情勢に鑑み、情報科学に重点を置いた「情報理工学科」に加えて、情報通信分野に重点を置く「情報通信学科」を設置します。「情報通信学科」では、情報通信工学を学問分野の中心とし、「情報システム分野」「通信ネットワーク分野」「メディア・コンテンツ分野」の3つの分野を学び、将来の豊かで幸福な社会を情報通信の面から支援して構築できる、グローバル人材を育成していきます。

入学者選抜について

基幹理工学部は現在の学部一括入試制度を変更し、2014年度入試から学系Ⅰ、学系Ⅱ、学系Ⅲに別れた学系別入試を導入します。入学者は2年生進級時に原則として所属学系内から進級先学科を選択します。現在の一括入試では、2年進級時に6学科の中から進級先学科を選択するため、自分の希望する学科へ必ず進級できる保証はなく、関心のない専門分野へ進級しなければならない不安があるなどの理由により、基幹理工学部の受験を躊躇した受験生も多いとみられます。しかし、入試制度の変更と情報通信学科の新設により選択肢が増えることに加え、本人の希望に沿ったより適正の高い学科に進級できる可能性が増します。また、グローバル30を基に発展させた国際コースの英語による教育を充実させます。

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大学院:基幹理工学研究科情報理工・情報通信専攻について

2000年4月に設立された独立大学院 国際情報通信研究科は、情報通信技術を軸として理工系から人文科学系に跨る領域を教育研究の対象として、アジアからの留学生や社会人を積極的に受け入れ、多様な専門能力を持つグローバルな人材育成を目指してきました。一方、基幹理工学研究科では、情報理工学専攻において、情報科学に関わる専門教育・研究を行ってきました。学内に分散していたこれらの情報通信分野を基幹理工学研究科に一括して設置することで、我が国における情報通信分野の教育・研究拠点を構築し、多様化する情報技術の進展に対応できる人材を育成するため、基幹理工学研究科情報理工学専攻と国際情報通信研究科を融合させた「基幹理工学研究科情報理工・情報通信専攻」を設置します。

入学者選抜について

日本語で学位を取得するための入試、並びに国際コースを対象に英語で学位を取得するための入試を実施します。日本語で学位を取得するための入試では、一般入試だけでなく特別選考を取り入れることで、多様なバックグラウンドを持つ学生を確保します。また、大学院の国際化に鑑み、英語だけで修士及び博士の学位を取得するための外国学生AO入試を実施し、国内外から多くの優秀な学生を確保します。

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