世界最高水準のロボット技術を身近に体験してもらおうと、早稲田大学が研究開発したロボット技術に直接触れることが出来る「RT (Robot Technology) フロンティア」 (新宿区西早稲田1-2-4) が2012年8月、早稲田キャンパス近くに移転し、リニューアルオープンいたしました。
新しい「RT-フロンティア」は、“人とRTの共生”を目標の1つとして掲げ、一般の方が実際にロボットを使用できる場所を提供。歩行リハビリ支援ロボットや視覚障碍者向けのナビゲーションシステムなど、医療・福祉に関連するロボット等を置き、地域の方々の協力を得ながら人間と生活に密着した自立支援ロボットの研究開発を進めます。

オープニングセレモニーの様子

遠隔操作で超音波診断の出来るロボットFASTele-1

震えの症状を抑える震戦抑制ロボットシステム

顎関節症の治療を行うWAO-1
オープニングセレモニーでは、副総長橋本周司・理工学術院教授が「早稲田のロボット研究は、40年以上前に加藤一郎先生が学科の壁を越えてプロジェクトを発足してから現在、世界で最先端を行っています。そして、グローバルCEOプロジェクトも21世紀COEプロジェクトを含め10年目の最終年となりました。本拠点を通し、これまでの成果を皆様に見て頂きたいと考えております。東日本大震災の際は、日本ではロボット研究が進んでいるのに、なぜ活躍出来なかったのかという声が上がりましたが、これからどうやってロボット研究を実用化し、社会に根付かせるのか。そして早稲田が今何を考えているのかということを地域と共に考えていく場にしたいと考えています」と挨拶しました。
以上