チリ津波調査隊(隊長:柴山知也教授)が調査結果を報告 4時間以上にわたる津波のトラップと死者が少ない要因が判明

早稲田大学理工学術院の海岸環境・防災研究室(柴山知也研究室)は、2月27日に発生したチリ地震津波の災害調査のため、柴山知也教授を隊長とする「チリ津波調査隊」を4月2日〜11日の予定で、現地に派遣いたします。チリ第2の都市で震源地に近いコンセプシオン(Concepcion)をはじめとする沿岸域で津波被災の実態を調査する予定です。

昨年9月に発生したサモア諸島沖地震津波の際には同様の調査を行い、津波高さの測定、被災状況や避難行動の分析などに多くの成果を上げています。これらの成果は、来るべき東京湾北部直下型地震や東南海地震による津波への防災対策に役立てられています。

海岸環境・防災研究室は、沿岸地域の開発・利用について、環境との共生を目指した防災や建設のあり方に関する教育研究を行っています。柴山教授は、2004年インド洋大津波、2005年ハリケーン・カトリーナ高潮(アメリカ)、2006年ジャワ島中部地震津波(インドネシア)、 2007年サイクロン・シドル高潮(バングラデシュ)、2008年サイクロン・ ナルギス高潮(ミャンマー)、2009年サモア諸島沖地震津波でも調査隊長を務め、被災直後の調査に当たっています。

 

◆早稲田大学チリ津波調査隊

派遣期間: 2010年4月2日(金)~4月11日(日)
予  定: 4/3-4/4、4/9 チリ大学(早稲田大学海外協定校)との共同研究4/5-4/9    コンセプシオン カトリック大学との共同現地調査(Constitucion, Curanipe, Pelluhue, Penco, Tome, Dichato, Cobquecura, Talcahuano,Tumbes などを調査)4/8午後   地元大学、行政機関、住民団体との共同セミナー実施
メンバー: 柴山知也教授(早稲田大学理工学術院)Miguel Esteban講師(早稲田大学理工学術院)他大学院生2名
研究室HP: http://www.f.waseda.jp/shibayama/(現地での調査結果や数値シミュレーションについてはこのHP上で速報します)

以 上

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