洋画家、正宗得三郎の扇面 特集展示が開催されています

場所: 會津八一記念博物館2F 常設展示室  撮影: 2016/10/27

2階常設展示室で開催されています

味わい深い扇面の数々

美しい絵と文字が描かれた扇面

展示作品のほとんどに禅僧良寛の和歌や漢詩が書かれています

會津八一記念博物館では、10月24日(月)~11月30日(水)まで、「特集展示 正宗得三郎の扇面」が開催中です。

正宗幹夫氏(正宗得三郎次男)より2010年に寄贈された、正宗得三郎の扇面(せんめん)19面が展示されています。正宗得三郎(1883―1962)は岡山県備前市穂浪に生まれ、長兄の正宗白鳥は小説家、次兄の正宗敦夫は国文学者として知られています。

正宗は画家を志して上京し、日本画家の寺崎広業が開いた天籟画塾に入りますが、その後洋画家に転向します。ヨーロッパへ留学した際に触れた印象派やフォーヴィズムなど様々な作風を、自身の作品に取り入れるよう努めました。

正宗は洋画家でありながら日本画への関心も高く、出品作からは富岡鉄斎の影響がうかがえます。また、作品19点のうち18点に、禅僧良寛の和歌や漢詩が書かれています。正宗は多くの旅行記を残しており、今回常設展示スペースに展示されている油彩の「国上山」は、良寛が暮らしていた地で、正宗が特に好んだ画題のようです。良寛ゆかりの地を訪れた際の事も書き残しています。

味わい深い19点の扇面とともに油彩「国上山」を併せてお楽しみください。(や)

会期:2016年10月24日(月)~11月30日(水)
会場:會津八一記念博物館 2F常設展示室
時間:10:00~17:00(入場は16:30まで)
閉館日:日曜・祝日【休日開館日11月23日(水・祝)】
入館無料
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