今も生き続けるダダイズム、ダダイストツァラの軌跡と荒川修作

場所: 會津八一記念博物館  撮影: 2016/7/21

2階展示室入口

ツァラの生地ルーマニア.モイネシュティの風景

たくさんの資料が展示されています

會津八一博物館で開催しています

會津八一記念博物館では、「チューリッヒ・ダダ100周年―ダダイスト・ツァラの軌跡と荒川修作」の展覧会が開催されています。

2016年は、スイスのチューリッヒでルーマニア出身のトリスタン・ツァラらによって反芸術運動ダダ(ダダイズム)が始まってから、100年目にあたります。1916年、第一次世界大戦下の中立国、スイスのチューリッヒにオープンした文芸カフェ「キャバレー・ヴォルテール」に若者たちが集まり、それまでの伝統的な芸術を否定する新しい芸術運動が始まりました。詩、絵画、彫刻などの作品が意味を持つことを拒否したツァラは、何も意味しない「DADA」という語を彼らの運動の名前に選びました。ちなみに、ウルトラマンに登場する三面怪人の「ダダ」という名前は、このダダイズムから採ったそうです。ツァラらは言葉やフォルムの選択を偶然性や自然発生性にゆだねる新しい芸術活動を展開します。

ダダは世界中に拡がり、さまざまな作品が生まれました。1930年代以降ダダの運動は見られなくなりますが、1960年代にネオダダとして復活し、日本では荒川修作らが参加しました。ダダはこれまで多くの芸術家たちに多大な影響を与え、そして今なお影響を及ぼし続けています。

この展覧会では、ダダの機関誌DADAの初版オリジナル全号、ツァラとピカソとのコラボレーションによる詩画集、各国のダダ展図録、荒川修作の版画などの特集展示があり、駐日スイス大使館の後援を受けて8月7日(日)まで開催されています。

ダダ運動100周年となるこの機会に、ツァラの軌跡を辿ってみてはいかがでしょうか(や)

展示概要

会期:2016年6月29日(水)~8月7日(日)
会場:博物館2F 常設展示室
時間:10:00~17:00(入場は16:30まで)
閉館日:日曜・祝日 ※ただし8月7日(日)は除く
入館料:無料

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