殺人や悪質な交通事故、いじめや医療事故などで、理不尽にも命を奪われた犠牲者の遺品などを展示するアート展『生命のメッセージ展』が12月14日、早稲田キャンパスの小野梓記念館のワセダギャラリーで始まりました。同展は等身大のパネルや靴などの遺品を展示し、悲惨な事件・事故の現実とかけがえのない命の大切さを伝える啓発活動で、2001年から毎年開催されています。
主催するNPO法人「いのちのミュージアム」代表理事の鈴木共子さんのご長男は、早稲田大学に入学した直後、悪質な飲酒運転による交通事故の犠牲となりました。鈴木さんは喪失感、絶望感から「生命のメッセージ」啓発活動を始め、自らも「息子の代わり」として早稲田大学に入学、卒業されました。
鈴木さんは15日、開催を記念したシンポジウムで基調講演をされ、教育現場の関係者や卒業生らパネリストらとともに、今後の活動の展望などについて語ります。また、鈴木さんの活動を描いた映画『0からの風』も、開会にあわせて小野記念講堂で上映されました。
生命のメッセージ展 in 早稲田大学2015
日時:12月14日(月)~19日(土) 10:00~18:00 (※19日は17:00まで)
場所:早稲田大学小野梓記念館(27号館)地下1階 ワセダギャラリー
※入場料無料、入退場自由
シンポジウム「『生命のメッセージ展』のこれまでとこれから」
日時:12月15日(火)13:00~16:30
場所:早稲田大学小野梓記念館(27号館)地下2階 小野記念講堂
※入場料無料、入退場自由
主催:生命のメッセージ展 in 早稲田大学2015実行委員会、NPO法人 いのちのミュージアム
後援:内閣府、文部科学省、法務省、国土交通省
協力:早稲田大学学生部、アート引越センター
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生命のメッセージ展 in 早稲田大学2015実行委員会
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