本学1号館が、令和6年12月25日に「東京都選定歴史的建造物」として東京都より選定されました。

1号館外観
東京都選定歴史的建造物は、東京都景観条例に基づき、建設後50年を経過した歴史的価値を有する建造物(文化財は除く)で景観上重要なものを東京都が選定しているもので、現在、計105件が選定されています。
早稲田大学1号館は、法学部の校舎として1935(昭和10)年に建設されました。
1号館は早稲田キャンパスの正門付近に位置し、2007年に国の重要文化財となった大隈記念講堂(1927年築)とともに歴史的景観を形成しています。入口には、明治期に正門となっていた門柱を加工した一対の御影石円柱があり、本学の歴史を伝えています。
1号館1階には早稲田大学歴史館があり、本学の歴史(過去・現在・未来)に関する資料や情報を、単なる通史の平板な陳列ではなく、来館者がそれぞれの関心に応じて新たな発見ができるよう、多様な切り口で提示しています。さまざまなデジタル媒体なども活用しつつ展示内容を随時更新し、テーマ展示や企画展示等も組み合わせて、何度も訪れたくなる知的刺激に満ちた施設となるように工夫していきます。
館内は常設展示3エリア(「久遠の理想」「進取の精神」「聳ゆる甍」エリア)と企画展示ルーム、映像プログラムを視聴できるシアタールームにより構成されます。また、早稲田グッズショップやカフェを併設し、単に展示を見て終わるだけではなく、いつでも立ち寄って楽しめるミュージアムを目指していきます。
なお、本学では1号館のほかに2号館(1925年築)も東京都選定歴史的建造物に選定されています。

早稲田大学歴史館