小尾敏夫教授(アジア太平洋研究科)、日本人初の世界電気通信賞を受賞
アジアのIT産業を指導、発展に貢献したことなどを評価
アジアのIT産業を指導し、その発展に貢献したなどとして、早稲田大学電子政府・自冶体研究所所長で、国際CIO学会会長を務める小尾敏夫国際学術院教授(アジア太平洋研究科)が、日本人として初めてとなる第7回世界電気通信賞を受賞し、5月7日、インド・ニューデリーにて授賞式典が開催されました。
同賞はインド情報通信産業連盟(インド最大のIT産業団体CMAI)が主催、インド政府(情報通信省)・国連ITU(国際電気通信連合)などが共催し、選考審査委員会は元インド法務大臣など21人で構成されています。小尾教授は、アジアのIT産業を指導し、その発展に貢献した点に加え、リーダーシップを発揮して卓越したイノベーション政策を推進した業績が評価されました。
インド商工会議所大ホールで行われた授賞式には、約300人のIT分野の産官学代表者、外交団や国際機関の方々が参加。国連ITUのハマデゥン・トゥーレ事務総長、カピル・シバル インド通信情報技術大臣から、小尾教授に表彰状が直接授与されました。
シバル大臣は祝辞で「今後インドなど新興国が世界経済で重要な役割を演じるのは必至で、この分野のリーダーとの親密な交流がその円滑油となる」と人的交流の大切さを訴えました。