理工学術院総合研究所、「WINeST 先端研究者交流会」を発足 異分野・異業種交流で産と学の新たな連携を目指す

理工学術院総合研究所は産学を繋ぐ大手企業との異分野・異業種交流会『WINeST先端研究者交流会(以下WINeST)』を発足させ、11月26日に西早稲田キャンパス63号館にて第1回総会・講演会を開催し、法人会員およびその候補である30社の大手企業の皆様と本学教員・若手研究者あわせて120名以上が参加しました。『先端研究者交流会』は、産業界と早稲田大学とが、国の政策等も鑑みつつ、社会に役立つ新しい価値の創造を、人材の交流を通じて種々の形で具現化すること、および若手人材の育成、更なる研究と教育の活性化を通じて産と学との発展に資することを目的とし、本会が提唱するウィークタイズ(Weak Ties:緩やかな絆)なプラットフォームをベースに下記の活動を実施していく予定です。

若手研究者によるポスター発表

若手研究者によるポスター発表

JX日鉱日石エネルギー・久手幸徳氏

JX日鉱日石エネルギー・久手幸徳氏

日本工学会 柘植綾夫会長の基調講演

日本工学会 柘植綾夫会長の基調講演

  1. 産業界から早稲田大学への要望・提案に対するハブ機能
  2. 産業界に対する早稲田大学からの直接的な情報発信
  3. 産業界と早稲田大学とのコミュニケーション・ネットワークの構築
  4. 産学連携に関する会員相互の情報・意見交換
  5. 社会に対する産学一体となった戦略的提言
  6. 産学連携プロジェクトの増進

総会では、山川宏理工学術院長、橋本周司副総長の挨拶に続き、文部科学省科学技術・学術政策局工藤雄之室長、および経済産業省産業技術政策局佐藤文一課長より来賓のご挨拶を賜り、これまでに両省で展開されてきた産学連携事業を振り返りながらWINeSTという新たな取り組みに対する期待を寄せていいただきました。

人材育成やイノベーション創出等の科学技術政策分野のオピニオンリーダである日本工学会 柘植綾夫 会長には『持続可能な科学技術駆動型イノベーション創出能力の開発に向けて〜教育・科学技術・イノベーションの一体推進のすすめ〜』と題した基調講演を行っていただき、「WINeSTの活動こそが『活きた教育・研究・イノベーション』を一体的に推進する場になる」と、参加した法人、本学教職員、学生に対して力強いエールを送って下さいました。

その後、「エネルギー」という同じテーマを、ビジネスとテクノロジーという産業界と大学の異なる視点で語る講演会が行われ、石油元売り最大手のJX日鉱日石エネルギー・久手幸徳氏(研究開発企画部 R&D企画グループ マネージャー)からJXグループの技術開発や産学連携に関する取り組みが報告されたほか、理工学術院・横山隆一教授の再生可能エネルギーに関する研究や、商学学術院・法木秀雄教授の製造業とエネルギー問題に関する研究などが報告されました。総合研究所若手研究者支援事業(アーリーバードプログラム)に採択された若手研究者によるポスターセッションもあり、産と産、産と学がそれぞれに立場や分野を超えて和やかに交流を深めました。

理工学術院総合研究所

先端研究交流室

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