例年1月末に実施している、姉妹校Mahidol Wittayanusorn School(MWIT)を訪問するタイ研修ですが、世界最大規模の国際高校生科学シンポジウムであるISSFのホスト校をこの時期にMWITが引き受けることになり、参加することができました。本庄学院がSSH校だった間、第1回目のタイで開催されたISSFから第7回のカナダで開催されたISSFに参加していましたが、その後の参加は姉妹校がホスト校になった時のみとなっています。今回は、久々の参加となります。
1月25日(土)
21:30羽田空港集合、翌26日00:05離陸
1月26日(日)
早朝、バンコクのスアンナプーヌ空港で出迎えを受け、MWITへ向かう。MWITではドミトリーにチェックインの後、バディ(昨年10月に本庄学院を訪問したメンバー)の出迎えを受ける。
1月27日(月)
午前中の開会式はMaha Chakri Sirindhorn王女様がご臨席なさるため、参加者はセキュリティチェックのため6時半から会場入り、開会式のリハーサルを行う。会場はMahidol大学の講堂。ISSFに長年貢献した二人の先生の表彰、基調講演の後昼食休憩。物々しいが、参加学院生にとっては、タイ国民の王室に対する敬愛を知る貴重な体験。開会式終了後、ご参加なさっていたタイ王国駐在日本国特命全権大使大鷹正人様が日本の生徒たちにメッセージを下さいました。午後、MWIT管弦楽団の演奏会。その後、ポスターセッションと、参加者全員の記念撮影。夕方、MWITに場所を移し、歓迎夕食会。

Mahidol大学講堂での開会式の様子

大鷹大使が日本の生徒たちにメッセージを下さいました

ポスターセッションの様子

ポスターセッションの後、バディと

参加者全員での記念写真

歓迎夕食会
1月28日(火)
午前中、生徒による口頭発表。本庄学院からは2年野崎葵・福居美緒・末長ひなのが”Determining When Bananas Are Ripe to Eat Using Ultraviolet Light”というテーマで発表した。内容は、バナナのシュガースポット(熟すと皮に現れる黒い斑点)とそれに紫外線を照射したときに見える円環(angel ring)の相関関係からバナナの食べ頃を判定するという内容である。プレゼンテーションも大変しっかりしており、また世界的な食料であるバナナが題材で内容がわかりやすかったせいか、会場から質問が殺到した。また、それへの回答もしっかりなされていた。午後は、チームに分かれてのワークショップ。

学院生のプレゼンの様子
1月29日(水)
参加生徒の希望により5つの研究所に分かれての見学。
1月30日(木)
この日は終日、宮殿や寺院への遠足とショッピング。夕方、お別れ夕食会と国ごとの文化発表。日本チームは盆踊りを披露。お料理は、MWIT保護者の方々が全面的に協力。どの料理もクオリティの高さにびっくり!

お別れ夕食会の料理は保護者の方が作っています

保護者の方が作ったタイの伝統的スィーツ、ルクチュプ、クオリティの高さに驚き!

タイの伝統的スィーツの盛り付け、クオリティの高さに驚き!
1月31日(金)
午前中、閉会式。本庄高等学院の研究は”Environmental Impact Award”を受賞した。また、研究発表と同時に、研究内容を絵画で表現する”Art of Science and Innovation Projects”コンテストも行われ、2年大塚麗・越智大功の作品が”Bronze Medal Awards”を受賞した。

プレゼンテーションの受賞

大塚・越智の受賞
1月31日(金)午後〜2月2日(日)
バディと一緒に2泊3日で、バンコク市内研修(博物館、チャイナタウン等)およびパタヤビーチでレクリエーション。
22:50バンコク・スワンナブーヌ空港離陸
2月3日(月)
06:30羽田空港着、解散
以上の内容で、本年度のISSF、タイ研修を終えました。 例年のタイ研修と異なり、今年はISSFのため授業参加・部活参加などの機会がなかったのですが、その代わりに世界中の国々から集まった同年代の友達ができたとともに、後半の2泊3日でバディとの濃密な時間を過ごすことができました。この場を借りて、改めてMWIT関係者・ISSFスタッフ・バディの諸君・サポートしてくださった保護者の方々へ心からお礼を申し上げます。