12月22日、学院生14名が法学部の「法社会学Ⅱ(担当:高村学人教授・法社会学)」に参加しました。当該講義は、法学部2年生以上が履修する科目です。
今回の講義は、裁判官の人事と判決行動を主題とするもので、日本の最高裁判事の選任過程における政治の関与や、国民審査制度における投票行動の特徴をはじめ、判決の統一性・均質性、さらには司法消極主義から司法積極主義への変化に至るまで、幅広い論点が扱われました。砂川事件や長沼ナイキ事件など、高校生にもなじみのある判例も講義内で紹介され、高校での学習内容と大学での学問との接続を意識する機会ともなりました。
また、高村先生のご配慮により、学生のグループに高校生も加えていただき、グループディスカッションが行われました。テーマは「現在、司法が積極主義へと変化してきた理由は何か」という難度の高いものでしたが、生徒たちは講義内容を理解し、大学生の議論に学びながらも、自らの考えを整理して意見を述べるなど、主体的にグループワークに取り組んでいました。今回の講義への参加は、司法の役割を多角的に考えるとともに、今後の学びを深める上で貴重な経験となりました。
このような貴重な機会を提供してくださった法学部の皆さまに、心より感謝申し上げます。
担当:堀口愛芽紗(公民科非常勤講師)
学院生の感想(一部抜粋・原文ママ)
3年
ドイツ等の海外の司法制度と比較して日本の司法統一性について議論するのはとても興味深かった。近年は冤罪なども重大な司法課題として取り上げられているので、司法制度の信頼向上のためには三権分立、裁判官独立という土台が必要不可欠であると感じた。私は学校で法学入門の授業を取っており、卒論も「女子枠」というジェンダー問題をテーマにしたので今日の講義はとても楽しかった。
2年
法学部の授業となると、法律そのものについて学ぶイメージが強かったが、法社会学では、政治や私たちの生活と司法の関わりなどの法律の内容の先にある実際の事象などについて学ぶということを知り、学ぶことで自身の選挙や司法の参加に深くつながると感じた。また、法社会学の知識があれば、実際の政治や司法の制度、問題、社会問題に対して根拠のある意見を持つことができると思った。
1年
本日、初めて大学の講義に参加して最初に感じたことは、何よりも講義内容の深さです。現在までの中学校・高校での学習では、現在の社会の制度のあり方などを機械的に表層的に教わるだけでしたが、今回の講義では近年の社会や司法の問題について最初に注目し、これまでの歴史などを踏まえながら自分で推論、結論を生み出していく形式だったため、普段の授業と比べ頭の使い方が全く異なっていて新鮮でした。






