7月18日、学院生8名が法学部の「導入演習(担当:石田京子教授・新領域法学)」に参加しました。「導入演習」とは法学部1年生の必修科目です。
今回の講義は、司法研修所で指導にあたる現職の検察官によるゲスト講義で、実際の事件をもとに、捜査段階における検察官の職務の実態について学びました。
学院生は講堂の前方に着席しており、講義中に4〜5名の生徒が指名を受けて発言する場面もありましたが、いずれも落ち着いて堂々と発言していました。
講義の終盤では、学院生が「検察官に必要な資質は何か」という質問を、学生全体の前で投げかける場面もありました。今回の導入演習への参加は、今後の学びや進路選択にも大きな意味を持つ経験となったでしょう。
このような貴重な機会を提供してくださった法学部の皆さまに、心より感謝申し上げます。
担当:堀口愛芽紗(公民科非常勤講師)
学院生の感想(一部抜粋・原文ママ)
3年
検察という仕事は、今までドラマの様に絶対に起訴して弁護士と争うというイメージがあった。しかし、今回のお話を伺って、検事は再犯の防止や更生のための環境づくりに尽力していることが分かった。想像していたよりも、現場に立ち会って能動的に調査して驚いた。
2年
今までは弁護士・被疑者対検事・被害者というイメージがあったが、不起訴率などの話を聞いて被疑者の更生、再犯の防止ということを大切にしていることがわかった。捜査は警察の仕事だと思っていたが、捜査段階から入念に関わっていることを知って、検事の正しい判断のために動くという真摯な姿勢を感じた。
1年
今回初めて早稲田大学法学部の講義に参加してみて、実際に検事の方からの話を聞くことができ、自分の知識の幅が広がりました。自分で調べるだけでは分からない実際に起きた事件の捜査の進め方や、裁判の仕方などを知ることができて、法への興味がもっと強くなりました。