GA HOUSES 192号に、本校非常勤講師 山下大輔先生が代表を務めるDYA(山下大輔建築設計事務所)設計「入船の都市住居 house “irfn”」が掲載されました。
山下大輔先生コメント
弊社設計の「入船の都市住居(house “irfn”)」が「GAHOUSES 192号」に掲載され、1月25日に発刊となりました。
都市の典型的な密集狭小地に建つ、夫婦と子供2人のための住居です。鉄骨造で、柱梁ともにH形鋼125×125のグリッドフレームで構成された、極めてシンプルな構成の積層型の立体ワンルームの建築を設計しました。別の言い方をすれば、構造フレームと外壁と窓だけの即物的な状態に、部分的に最低限の粗いしつらえを簡素なディテールで施した都市型住居です。 今後の可変性を視野に入れた未完の建築として、ひとまず現在の姿を取材いただきました。終わりのない可変性を含んだ未完の住居として、都市と共存する意義を考え続けていくきっかけとなることを望んだ建築です。 ぜひ誌面をご覧いただければ幸いです。山下大輔先生 Daisuke Yamashita プロフィール
DYA(山下大輔建築設計事務所)代表、早稲田大学理工学部材料工学科卒、早稲田大学芸術学校建築設計科卒、鈴木了二建築計画事務所、鈴木了二研究室個人助手を経て2007年より2012年まで本校客員講師。早稲田大学芸術学校非常勤講師、東京藝術大学非常勤講師。
主な作品
「波板の家(愛西の住宅)(日本建築士会連合会賞奨励賞)」「戸越銀座の住宅」「神楽坂の住宅」「日野の住宅」、主な担当作品「金刀比羅宮プロジェクト」(村野藤吾賞・日本藝術院賞)「下田の住宅」「KBuild」「西麻布の住宅 NFFLATS」「神宮前の家」ほか、展覧会担当作品など多数。著作として「住宅設計ドローイング BIG ARCHITECTURE BOOK 波板の家(オーム社、2019)」。