Art and Architecture School早稲田大学 芸術学校

「modernism revival– the core of imabari city – 」高須拓 Hiraku TAKASU

2022年度卒業設計 校長賞

これは、「地方都市のコアの再生」と同時に、「近代建築の射程を捉える試み」である。
敷地は、私の地元である愛媛県今治市を構成する2つの異なる都市軸〈旧市街である城下町の直交グリッド〉と〈新市街の不均一なグリッド〉が衝突する場所。
この新市街側に建つ丹下健三氏設計の近代建築群(1.今治市庁舎 2.公会堂 3.市民会館)は、旧市街の約1kmに渡る広小路(瀬戸内海へのヴィスタ)には正対せず、反時計回りに8.8°傾いていることがリサーチを通して明らかとなった。
この気付きから、私はコンセプトを「都市軸のズレの調停」とし、取り壊しが検討されているモダニズム建築3棟とその周辺を一体で構想した。正方形/三角形/正円という3つの幾何学を用いて、それぞれ〈市役所の建て替え〉〈軸のズレの可視化〉〈市民広場の再生〉に取り組んだ既存プログラムの再編計画。
私はここに“モダニズムリバイバル”という次の時代を提案し、再び、市庁舎とその周辺が市民の精神の拠り所(今治のコア)となる未来を描く。

Page Top
WASEDA University

早稲田大学オフィシャルサイト(https://www.waseda.jp/school/art/)は、以下のWebブラウザでご覧いただくことを推奨いたします。

推奨環境以外でのご利用や、推奨環境であっても設定によっては、ご利用できない場合や正しく表示されない場合がございます。より快適にご利用いただくため、お使いのブラウザを最新版に更新してご覧ください。

このままご覧いただく方は、「このまま進む」ボタンをクリックし、次ページに進んでください。

このまま進む

対応ブラウザについて

閉じる