Art and Architecture School早稲田大学 芸術学校

「Flow &Conposition -music promenads-」 荒井淳子 Junko ARAI

2018年度卒業設計 赤坂賞受賞作品

本計画は、音楽と建築の重なり、音と光の対応を考察した上で、J・S・バッハの楽曲『主よ人の望みの喜びよ』を建築化したものである。

敷地である新宿御苑内北側の新宿一丁目との縁にはかつて玉川上水が流れていたが、現在は暗渠になっている。その暗渠から水を引き上げて、上階に光と水によって音楽が流れるプロムナードを、その下に中間領域となるピロティを計画した。

<Flow-線的な解釈。光による音楽の視覚化、Conposition_楽曲構成に基づく平面計画>をコンセプトとしている。

敷地と音楽と建築に共通してみられる線について考察し、線的な要素を取り入れた。時間と空間に共通する方向性のある軸=太陽の動きを拍とし、光によって視覚化された音楽が進行していく。楽曲の構成に基づく建築の平面構成は通りからの動線に合わせてずらす操作をし、3パターンの水盤を曲に並走するように配置した。この建築がもたらす空間は光の進行によって大きく変化する。時間・季節・天気によって同じ様相を見せることはないだろう。空間を包み込む力強さを持つ一方で形を持たない儚さがあるという音楽との共存性を表している。

[敷地]新宿御苑
[用途]プロムナード

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