Art and Architecture School早稲田大学 芸術学校

「 Fitting House ―建具が調整する町との距離感―」 杉拓磨 Takuma Sugi

2016年度卒業設計

伝統的な日本建築においては、建具によってもたらされる空間の変化が大きな魅力の一つである。建具は視覚的のみならず、温度・湿度や通気・光量など環境的側面の調節にも有効であった。

建築にとって不可欠な屋根を支えるために存在する柱・壁を廃し、建築を” 建具とスラブのみ”で構成することにより、周辺環境との繋がりが希薄になった現代において、敷地境界を超えた空間的、ひいては人間的繋がりをより緩やかなものとしたいと考えた。

今回の設計ではその魅力を継承しつつ、新たな空間性を思索すると同時に、設計者所有の敷地にて現実のプログラムに応じた設計を行った。住宅地において、事務所や店舗など多様なプログラムが建具という装置により、関係性を調整しながら多様な繋がりを持てる空間を提案する。

[敷地]神奈川県
[用途]教室+事務所+住宅+賃貸住宅

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