2016年度卒業設計
書道は伝統文化の一つ。広島は筆の里・熊野があり書道を学ぶ学生が多い街。 伝統文化の教育を専門で行う施設、特に学生向けの自由に学ぶ施設がなく、運動以外の文化系の合宿を行える施設は少ないと感じ、文化を受け継ぐ上でも学ぶ環境が整うことが必要だと思い、硯をモチーフとした、宿泊、展示回廊、専用ホール、工房、ラーニングコモンズの5 つを中心とした設計を行った。
広島市に流れる川をイメージしたガラス空間を各建物間に設けた。入り口となるアトリウムや棟をつなぎ上下の移動を兼ねたスロープがある。
工房を兼ねた店舗のある棟は、直接職人さんの製品を書くことのできる空間に。
ラーニングコモンズは、図書館等では探すことは難しい書道文献を探自由に探すことができ、練習等も可能な空間に。
宿泊棟は、合宿も出来るような書道を各部屋で練習したり、発表のできる空間を併設。
展示回廊には中心の庭を囲むような廊下に書道作品を展示する。その先には、発表や大書パフォーマンスのできる専用ホールを計画した。
[敷地]広島県広島市中区
[用途]複合施設