本校では、実際の建築そのものや本校教員をはじめとする優れた建築家による解説や講演から、学生が授業で学んだ理論や設計の実務について、さらに理解を深めることや、仲間と共にプロジェクトを運営・成功させる体験の機会として様々な学校行事を行います。またこれらの学校行事に参加することが、学生の距離感をさらに縮め、打ち解けることにも繋がっています。
建築セミナーは課外授業の一環として、教員やクラスメイトとともに国内の優れた建築を見学する行事です。春(6月中旬)と夏(7月下旬)の、年に2回行われます。(希望者のみ参加・定員あり)
設計に携わった建築家や研究者をゲストとしてお招きし、プロジェクトにまつわるレクチャーや現地での詳細な解説が行われ、深い知見に触れることができます。
夏の建築セミナーでは早稲田大学の施設「軽井沢セミナーハウス」に宿泊し、夜には特別レクチャーが行われます。
建築の中に身を置き、五感で実感できることはもちろん、授業以外の場で教員やクラスメイトと集まり親交を深められる貴重な機会にもなっています。
リンクをクリックすると、実施報告がご覧いただけます。
2024年度第2回「軽井沢の家(萩原剛 設計)」「軽井沢の家(手嶋保 設計)」
2024年度第1回「遠山記念館」「所沢聖地霊園 大礼拝堂」
2023年度第2回「上州富岡駅」、「富岡製糸場」
2023年度第1回「早稲田大学本庄高等学院新体育館」、「群馬県立近代美術館」
芸術展は、毎年11月初旬の早稲田祭と同時期に開催している展覧会です。西早稲田キャンパスの理工展内で開催され、多くの来場者に学習の成果を発信する機会となります。展示作品は各学年の春から夏までの設計課題を主としています。
展示は計画から施工、テーマの設定まで一貫して学生自身が行います。展示される作品そのものだけでなく、細部まで趣向を凝らした展示方法も好評を博しています。数カ月前から準備を重ね、学年を超えて一つの展覧会を作り上げる達成感はひとしおです。
教室で教員に講評を受けるのとはまた異なった環境で作品を公開し、来場者やクラスメイトたちとコミュニケーションをとることで、今後の課題に取り組むうえでの新しいヒントが見つかります。
「芸術展/卒制展 Instagram」より、過去の様子がご覧いただけます。
建築講演会は、世界的視野で活躍する建築家・歴史家を招いて行う、本校主催の公開レクチャーです。芸術学校の学生に加え、学部生や一般の方へも広く公開されます。
年度によっては、パネルディスカッションや対談を行うこともあります。普段行われる1対多数の講義形式とは異なり、第一線を担う講演者たちによって議論が展開されていく様子は刺激的で、新たな視座の獲得につながります。
2023年度 「マテリアルと形式」
2022年度 赤坂喜顕教授 最終講義 第3回「”形”と”力”の軌跡」-私の作品(1985-2016)
2021年度 「つながる建築-プランツアソシエイツの仕事-」
2020年度 「MAD Architectsの軌跡」-新しいアジアの風景へ-
卒業設計・学生作品展は、各年度の最後の公開プログラムとして開催され、3年生の卒業設計と各学年の優秀作品が展示されます。学外のギャラリーが展示会場となり、芸術展よりさらに多くの方に開かれた展覧会となります。
3年生は卒業設計課題の提出後、この展覧会のために展示計画と作品の再編集を行います。課題として完結させた自身の作品をもう一度見つめなおし、より完成度の高い表現へと向かう非常に有意義な時間となり、スタジオは活気にあふれます。
会期中には卒業設計の公開講評が行われます。優秀作品は卒業式で表彰されるほか、一部は明治通りに面した66号館(シルマンホール)のショーケースに1年間展示されます。
「芸術展/卒制展 Instagram」より、過去の様子がご覧いただけます。
(最終更新日:2024年10月22日)