2021年度卒業設計 古谷賞
「子供だけでなく、大人にも向けた環境教育施設」近年、国や企業による環境問題解決への取り組みが行われるようになってきたが、個人での環境問題に対する意識は依然として低いことが問題だと考えている。「なぜ環境問題を解決しなければならないのか」ということを人々に理解してもらうことこそが、今一番に行うべきことである。そこで、年間約250万人の人が訪れる新宿御苑を敷地とし、私たちに身近な「衣食住」をテーマに、環境教育施設を設計した。具体的には、古着屋、カフェ、ホテルの3つである。それぞれのパビリオンは1本のリボン状のフィールドに配置し、環境問題が様々な分野でつながっているということを表現した。また、それぞれ3つのパビリオンの形もリボンからモチーフを得ており、リボンが折り重なった形、リボンが繋がれていく形、リボンが結ばれていく形を表している。