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スポーツ科学を通じて 地球市民一人ひとりを幸せにする
統合報告書 -Vision Report- 2023-2024
Fri 11 Apr 25
統合報告書 -Vision Report- 2023-2024
Fri 11 Apr 25
早稲田大学の学術研究や教育は、そのどれもが人類社会に貢献するためにあります。
世の中にインパクトをもたらす先端的・独創的な研究から、全学共通の文理を超えた教育への取り組み、そして学生たちがキャンパス内外で重ねる日々の挑戦まで、早稲田大学ではさまざまな活動が展開されています。
その中でも社会的インパクトの強い活動内容とその成果を報告します。
※本記事は、「統合報告書 -Vision Report -2023-2024」からの記事です。



学術院の取り組み(スポーツ科学学術院)
スポーツ科学を通じて地球市民一人ひとりを幸せにする
2003年のスポーツ科学部創設から20年が経過し、2023年10月に20周年記念式典を開催しました。スポーツ科学学術院では、この機に大学創設150年、スポーツ科学部創設30年の節目となる2032年に向けて、私たちが果たすべき役割を改めて検討し、記念式典において公表いたしました。その役割、つまり学術院の“Mission”は、次のとおりです。
『スポーツ科学を通じて地球市民一人ひとりを幸せにする』
学術院は、スポーツ科学の教育、研究、社会活動を通して、学生、卒業生も含めた地球市民一人ひとりを幸せにする。スポーツの発展のための教育と研究に加えて、スポーツ科学によって地域社会および国際社会の様々な課題解決に貢献する教育と研究に取り組み、社会の持続的な発展に寄与する。スポーツ科学学術院の卒業生(校友)は、グローバルな視点を持ち、学部・研究科で学んだことを活用し、社会に貢献する。
現代社会においてはあらゆる組織・個人が地球全体の持続可能性を考えて行動することが求められます。環境、健康、社会などの問題と親和性が高いスポーツを通じて社会課題の解決に取り組むことは必然なのです。これからの学術院は、元来の文理融合の強みに加えて他領域とも協働した学際的な教育と研究に取り組み、そこで生まれる「スポーツの総合知」によって世界の社会課題の解決に取り組んでまいります。

取り組み
教育に関する取り組み
■スポーツ教養演習の改革
「スポーツ科学を通じて地球市民一人ひとりを幸せにする」人材の育成を目指して、カリキュラム改革を行いました。その中心的な取り組みは導入教育の改革で、社会課題を「共有し、考え、伝え、発信する」ことを実践しながら、アカデミックスキルズを体得できる内容を含むスポーツ教養演習3科目(1年春学期〜2年春学期)を導入いたしました。内容は以下より参照可能です。
https://www.waseda.jp/fsps/sps/about/curriculum/
■入試制度の改革
スポーツ科学を通して広く社会に貢献し、人々を幸せにするために力を尽くせる人材を育てるために、学部の入り口である入試制度の改革にも取り組みました。具体的には、文理が融合した領域横断的な学問であるスポーツ科学を探求するために必要な学力、思考力や向上心を持った学生を受け入れることを目指した「一般選抜での総合問題の科目設置」および、スポーツ活動をサポートした経験を持つ方を対象とした新しい総合型選抜「スポーツサポート歴入試」を2025年度入試に取り入れる準備を整えました。情報は以下より参照可能です。
https://www.waseda.jp/fsps/sps/applicants/admission-reform-2025/
研究に関する取り組み
学術院教員がこれまでも積極的に取り組んできた研究成果の世界への発信をさらに強化するために、2023年度もスポーツ科学研究センターが国際学術誌掲載論文のオープンアクセス料の補助を行いました。合計19件の論文への補助を行い、広く世界に向けてスポーツ科学に関する研究成果を公表いたしました。研究成果の一部は以下のウェブページより閲覧可能です。
https://www.waseda.jp/fsps/rcsports/tag/research/
「統合報告書 -Vision Report -2023-2024」

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