Research Theme 研究テーマ
現代日本の子どもたちの発育発達をよりよく支援するハード・ソフトの開発(身体活動・スポーツのよりよい活用方法)
Research Director 所長
Member メンバー
- 石井 香織 スポーツ科学学術院スポーツ科学部教授
- 岡 浩一朗 スポーツ科学学術院スポーツ科学部教授
- 田口 素子 スポーツ科学学術院スポーツ科学部教授
- 筒井 俊春 スポーツ科学学術院スポーツ科学部講師(任期付)
- 鳥居 俊 スポーツ科学学術院スポーツ科学部教授
- 広瀬 統一 スポーツ科学学術院スポーツ科学部教授
- 江波戸 智希 環太平洋大学体育学部体育学科
- 武井 聖良 東京大学医学部附属病院病院診療医
- 内藤 隆 明治大学研究・知財戦略機構、株式会社CSUP代表取締役
- 福田 直子 三井記念病院整形外科
- 星川 精豪 早稲田大学スポーツ科学部非常勤講師
研究キーワード
研究概要
鳥居グループ
子ども時代の身体活動、栄養摂取などの生活習慣は一生を通じた運動器の健康に関与する。この観点から、現代の子どもの運動器の発育発達様式を正確に計測し、その標準値作成を進める。また、同様の計測をサッカー、野球など日本の代表的なスポーツに参加する子どもたちで行うことにより、スポーツ参加が運動器に与える効果、スポーツによって生じる運動器の損傷のリスクを明らかにする。
子どもたちの生活の中で用いる靴、寝具、椅子やクッションなどは身体活動を助けたり、睡眠を充実させたり、などの効果を有するため、これらの開発は発育に重要であり、研究知見をもとに新たな開発と効果検証を行う。
岡・石井グループ
スポーツ参加とは逆に、身体活動不足や座位行動がもたらす問題点を明らかにし、解決する方法を開発、この方法を学校や地域で実現することで、子どもたちの健全な発育発達の実現に寄与できるようにする。この研究活動には、実際の学校や保育施設の建物、遊具、校庭・園庭への提案を想定する。
広瀬グループ
子ども時代にスポーツ活動を活発に行うことで生じる問題点であるスポーツ障害を最小限にするために、成長が最大となるスパート時期の予測が重要であり、正確な予測システムの開発、成長スパート時期に基づく生活や身体活動の質・量の指針の作成を提案する。
田口グループ
運動器を含む身体発育には適切な栄養摂取が不可欠であり、身体活動やスポーツによる消費エネルギーと食事による摂取エネルギーとのバランス、出納を考慮する必要がある。エネルギー出納の問題点がスポーツ障害やスポーツによる発育障害を引き起こすことが明らかになり、これらの視点で子ども時代のエネルギー出納や栄養摂取の計測、実際的な指針の作成を行う。
以上の、各グループの活動成果を総合的に結集することで、よりよい子ども時代の生活指針の提案を行う。