Research Theme 研究テーマ
アジアにおける人の越境移動に関する政策、実践、およびその影響についての研究
Research Director 所長
ファーラー グラシア
ふぁーらー ぐらしあ
国際学術院
Member メンバー
- 勝間 靖 国際学術院大学院アジア太平洋研究科教授
- 黒田 一雄 国際学術院大学院アジア太平洋研究科教授
- 陳 天璽 国際学術院国際教養学部教授
- デワント パムンカス アユダニン 国際学術院アジア太平洋研究センター次席研究員(研究院講師)
- 早瀬 晋三 国際学術院大学院アジア太平洋研究科教授
- ファーラー グラシア 国際学術院大学院アジア太平洋研究科教授
- 加藤 丈太郎 明治学院大学社会福祉学部准教授
- 齋藤 聖子 JICA緒方貞子平和開発研究所
- 韓 有珍 駐日本国大韓民国大使館Researcher
- ホフ ヘレナ チュリッヒ大学日本研究科シニア・リサーチ・フェロー、講師
- ロバーツ グレンダ S 早稲田大学名誉教授
研究キーワード
国際移動、労働移動、アジア、移住パターン、移民産業、国際教育、無国籍
研究概要
本プロジェクト研究所は、アジア地域における越境移動について存在している、また発生しつつあるパターンについての研究に焦点を当てる。国内外の研究者と連携し、共同研究を進め、国際移住における新しい概念・理論的フレームワークを構築し、中央政府及び地域運営組織への政策提言をすることを目的とする。
アジアは地理的に広大にわたり、世界の人口の2/3を擁する。この人口が多い大陸において、人々はより良い生活を求めて、国境を越えることを止めようとはしない。1980年代以降の経済のグローバル化、人口の変動、そして国際教育、観光の拡大は急速な人口移動をもたらした。とりわけ、ASEANのような地域統合コミュニティを作る試みは、アジア域内における人々の移動を促進した。人々は働くため、学ぶため、結婚するため、ライフスタイルを追求するため、不安定な環境から逃れるため、異なる気候や生活様式を享受するために移住する。
アジアにおける具体的な社会組織、政治体制、経済発展、文化構成は、最近だけでなく歴史的に移住現象がこの地域にとって特有であることを意味する。移動のパターンと結果は必然的に複雑になる。西洋に起源を有する移住理論はアジアにおける研究に情報を提供してきた。それにもかかわらず、アジアにおける多様な移住様式や移動過程における複雑さは、新たな問いをもたらし、またそれらを説明する新しい概念的な枠組みを必要としている。
本研究プロジェクトは早稲田大学を基盤として、アジアにおける国際移住について研究する学外及び海外研究者とも協働する。共同セミナー、ワークショップ、共同研究プロジェクトを通じて、アジア移住の研究を促進する。