Research Theme 研究テーマ
日本人アスリートのための栄養・食事ガイドラインの現場応用に向けた取り組み
Research Director 所長
Member メンバー
- 石津 達野 スポーツ科学学術院スポーツ科学部助教
- 田口 素子 スポーツ科学学術院スポーツ科学部教授
- 谷澤 薫平 スポーツ科学学術院スポーツ科学部准教授
- 鳥居 俊 スポーツ科学学術院スポーツ科学部教授
- 林 直亨 スポーツ科学学術院スポーツ科学部教授
- 三浦 希美 スポーツ科学学術院スポーツ科学部助手
- 宮下 政司 スポーツ科学学術院スポーツ科学部教授
- 李 始炯 釜山スポーツ科学センター研究員
- 大嶋 里美 名古屋学芸大学管理栄養学部特任講師
- 岡本 香 エームサービス株式会社IDSセンター
- 麻見 直美 国立大学法人筑波大学体育系教授
- 御所園 実花
- 佐古 隆之 日本女子大学家政学部食物学科専任講師
- 髙田 和子 東京農業大学応用生物科学部
- 玉村 穂乃佳 杏林大学医学部附属病院栄養部
- 夏目 徹 国立研究開発法人産業技術総合研究所細胞分子工学研究部門主席研究員
- 西山 英子 エームサービス株式会社IDSセンター
- 濵野 純
- 本宮 暢子 大阪公立大学生活科学研究科特任教授
- 村田 浩子 十文字学園女子大学准教授
- 本 国子 聖徳大学人間栄養学部人間栄養学科講師
研究キーワード
アスリート、食事管理、エネルギー代謝、身体組成、エネルギー不足の予防、骨の健康
研究概要
アスリートが良好なコンディションを維持し、パフォーマンスを向上させるためには、性別や年齢を問わず適切な栄養摂取が欠かせないことは周知の事実である。そこでスポーツ栄養学に特化したわが国初の研究所として「早稲田大学スポーツ栄養研究所」を立ち上げ、アスリートのための最新の栄養・食事ガイドラインの策定を目指して調査・研究を実施してきた。子ども、女性アスリート、高齢者といった幅広い年齢層を対象とした研究プロジェクトにも参画し、2013~2017年度の5年間で論文発表、学会発表、シンポジウム・講演等、様々な発信をしてきている。複数の企業と連携して共同研究及び受託研究を実施してきている。
Ⅱ期目(2018~2022年度)には、エームサービス㈱、トップビジネス㈱、国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所、国立スポーツ科学センター(JISS)との共同研究を実施し、学術専門雑誌に日本語及び英語による論文が多数掲載され、書籍も出版した。また、韓国や米国の研究者との共同研究も実施した。
Ⅲ期目となる2023年度からは、発育発達研究所との連携も強化しながら、スポーツ栄養のエビデンスとしてまだ十分ではない部分についてさらなる研究を実施し、論文をまとめることを目指す。エネルギー代謝の構成要素と遺伝的要因の解明、体内で生理機能の維持に利用できるエネルギー量の不足に起因する疲労骨折発生や貧血、コンディション悪化を予防するための方策などについて検討を重ねる。そして、わが国のアスリートのためのスポーツ栄養学的ストラテジーをアップデートし、広く社会に向けて研究成果を還元することにより、地域社会の未来に貢献することを目指す。