Research Theme 研究テーマ
(1)「健康と人権」に関わる規範の形成・発展・伝播と、SDGs達成へ向けた包摂的社会の形成におけるその今日的な解釈の研究;(2)誰も置き去りにしないUHCの実現へ向けた国際協力のためのグローバルヘルス・ガバナンスとグローバルヘルス政策の研究
Research Director 所長
Member メンバー
- 勝間 靖 国際学術院大学院アジア太平洋研究科教授
- 河野 真理子 法学学術院法学部教授
- 鈴木 俊晴 社会科学総合学術院社会科学部教授
- 辻内 琢也 人間科学学術院人間科学部教授
- 豊田 真穂 文学学術院文化構想学部教授
- 兵藤 智佳 平山郁夫記念ボランティアセンター准教授
- 堀 芳枝 社会科学総合学術院社会科学部教授
- 棟居 徳子 社会科学総合学術院社会科学部教授
- 兪 炳匡 人間科学学術院人間科学部教授(テニュアトラック)
- 横野 恵 社会科学総合学術院社会科学部准教授
研究概要
グローバルヘルス研究所は、あらゆる年齢のすべての人びとの健康的な生活を確保し、福祉(well-being)を推進するという目標へ向けて、学際的な国際共同研究を実施します。
第1に、「健康と人権」に関わる規範の形成・発展・伝播と、持続可能な開発目標(SDGs)達成へ向けた包摂的社会の形成における今日的な解釈について、研究を進めます。その際、生存権・健康権、生命倫理・医療倫理、子どもの健康、ジェンダー・セクシュアリティと健康、労働・雇用と健康、海洋における健康、国際移動と健康、人口の高齢化と健康、障がいと健康、貧困と健康、住居と健康、食糧・水・栄養と健康などに注目します。
第2に、誰も置き去りにすることなく健康と福祉を向上させるための法、制度、組織、政策、産学官パートナーシップ、健康教育などに注目します。その際、国内における格差だけでなく、アジアなど地域における格差や、地球規模のレベルにおける格差の解消を課題とし、より公正な社会のあり方を構想し、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)を推進します。
そして、誰も置き去りにしない UHC の実現へ向けた国際協力のために、国際組織を含めたグローバルヘルス・ガバナンスのあり方や、グローバルヘルス外交を含むグローバルヘルス政策について研究します。研究成果は、SDGs のうち、とくに目標3へ貢献することが期待されます。