Center for Japanese Language早稲田大学 日本語教育研究センター

About CJL

日本語教育研究センターについて

Research Project

研究プロジェクト・研究会

早稲田大学日本語教育研究センターでは、日本語および日本語教育の向上発展に資することを目指して、日本語教育に関する理論的・実践的研究プロジェクト、研究会を立ち上げ、研究活動を行っています。

2020年度

研究プロジェクト

代表者(所属・資格)

  • 木下直子(日本語教育研究センター 准教授)

メンバー(所属・資格)

  • 中村則子(日本語教育研究センター 非常勤講師)
  • 山中都(日本語教育研究センター 非常勤講師)
  • 佐藤貴仁(日本語教育研究センター 非常勤講師)

主旨

2014年度から2017年度まで研究プロジェクトの助成を得て(「日本語音声における自律学習支援システムの開発」研究代表者:木下直子)、Web教材「つたえるはつおん」を開発し、現在、CJLの日本語クラスのみならず、国内外の日本語学習者に活用されている。ただ、Web教材の一部は日本語のみで作られており、外国語訳の対応が求められている。そこで、Webサイトの動画の充実をはかるとともに、英語をはじめとする多言語対応を行う。

代表者(所属・資格)

  • 寅丸真澄(日本語教育研究センター 准教授(任期付))

メンバー(所属・資格)

  • 伊藤奈津美(日本語教育研究センター 講師(任期付))
  • 岩下智彦(日本語教育研究センター 講師(任期付))
  • 沖本与子(日本語教育研究センター 講師(任期付))

主旨

本プロジェクトの目的は,日本語学習者(以下「学習者」とする)が早稲田大学日本語教育研究センターにおける自身の日本語レベルを把握できるようにするためのテストを開発することである。本テストの開発,実施により,学習者が自身の日本語レベルを適切に把握できるようになれば,多種多様な日本語科目を容易に選択できるようになるとともに,教師の授業運営が円滑になると考えられる。

代表者(所属・資格)

  • 尹 智鉉(日本語教育研究センター 准教授(任期付))

メンバー(所属・資格)

  • 寅丸 真澄(日本語教育研究センター 准教授(任期付))

主旨

本プロジェクトでは、留学生のためのキャリア支援を目的として、テーマ科目の整理・整備と、それを踏まえた「アカデミック・キャリア」「ビジネス・キャリア」の新たなコース開発を目指し、以下の3点に関する基礎調査と分析を実施する。

【課題1】日本のアカデミック・キャリア、ビジネス・キャリアに求められるスキルおよびリテラシーに関する概念の精緻化・明確化

【課題2】日本の高等教育機関またはその他教育機関において実施されている既存のキャリア支援のための科目・コースの現状分析

【課題3】コース設計のための枠組みと方法論に関する理論的検討

 

代表者(所属・資格)

  • 吉田好美(日本語教育研究センター 講師(任期付))

メンバー(所属・資格)

  • 寅丸 真澄(日本語教育研究センター 准教授(任期付))

主旨

本プロジェクトの目的は,CJLに設置された自律学習支援機関「わせだ日本語サポート」の利用状況を調査・分析し,その成果を機関の運営とスタッフの養成に活かすことである。具体的には,①来訪者の背景,来訪目的,相談内容,機関に対する意見・要望等を調査・分析する,②①によりCJLの在籍生に必要とされている自律学習支援機関の在り方を明らかにする,③②の知見を「わせだ日本語サポート」の運営とスタッフ養成に活かす。

 

2019年度

研究プロジェクト

代表者(所属・資格)

  • 木下直子(日本語教育研究センター 准教授)

メンバー(所属・資格)

  • 中村則子(日本語教育研究センター 非常勤講師)
  • 山中都(日本語教育研究センター 非常勤講師)
  • 佐藤貴仁(日本語教育研究センター 非常勤講師)

主旨

2014年度から2017年度まで研究プロジェクトの助成を得て(「日本語音声における自律学習支援システムの開発」研究代表者:木下直子)、Web教材「つたえるはつおん」を開発し、現在、CJLのテーマ科目や入門クラスで活用されている。ただ、Web教材の一部は日本語のみで作られており、外国語訳の対応が求められている。そこで、Webサイトの動画の充実をはかるとともに、英語をはじめとする多言語対応を行う。

 

代表者(所属・資格)

  • 寅丸真澄(日本語教育研究センター 准教授(任期付))

メンバー(所属・資格)

  • 金孝卿(日本語教育研究センター 准教授(任期付))
  • 伊藤奈津美(日本語教育研究センター 講師(任期付))
  • 岩下智彦(日本語教育研究センター 講師(任期付))
  • 沖本与子(日本語教育研究センター 講師(任期付))
  • 三好裕子(日本語教育研究センター 講師(任期付))

主旨

日本語教育研究センター(以下CJL)では、CJLで日本語を学ぶ外国人留学生が自分の日本語レベルを知り、レベルを選択できるようにするための指標となる客観テストの新たな開発が必要となり、2020年度の完成と実施を目標に、オンラインテスト等を作成することになった。本研究では、レベル判定テストを開発する過程で試作した問題の妥当性や改善点を検証するための調査を行い、運用可能な測定ツール開発を行う。

2018年度

研究プロジェクト

代表者(所属・資格)

  • 木下直子(日本語教育研究センター 准教授)

メンバー(所属・資格)

  • 毛利貴美(日本語教育研究センター 准教授(任期付))
  • 佐野香織(日本語教育研究センター 講師(任期付))
  • 李 址遠(日本語教育研究センター 助手)
  • 込宮麻紀子(日本語教育研究センター 助手)

主旨

本研究は,本学における英語学位プログラムの初級日本語学習者を対象とした簡易型総合日本語コースの開発を目的としている。コースは,学習者の理解度に合わせて何度でも確認ができる「オンデマンド講義」と教師や学生とのインターアクションを主軸とした「対面授業」を組み合わせ,ブレンデッド・ラーニング(Blended Learning)で学習・教育の質の向上をはかる。

代表者(所属・資格)

  • 伊藤奈津美(日本語教育研究センター 講師(任期付))

メンバー(所属・資格)

  • 岩下智彦(日本語教育研究センター 講師(任期付))
  • 沖本与子(日本語教育研究センター 講師(任期付))
  • 三好裕子(日本語教育研究センター 講師(任期付))
  • 毛利貴美(日本語教育研究センター 准教授(任期付))

主旨

日本語教育研究センター(以下CJL)では、CJLで日本語を学ぶ外国人留学生が自分の日本語レベルを知り、レベルを選択できるようにするための指標となる客観テストの新たな開発が必要となり、2020年度の完成と実施を目標に、オンラインテストを作成することになった。本研究では、レベル判定テストを開発する過程で試作した問題の妥当性や改善点を検証するためにパイロット調査を行い、その結果を2019年度実施の本調査の内容に反映する。

2017年度

研究プロジェクト

代表者(所属・資格)

  • 伊藤奈津美(日本語教育研究センター 講師(任期付))

メンバー(所属・資格)

  • 毛利貴美(日本語教育研究センター 准教授(任期付))
  • 岩下智彦(日本語教育研究センター 講師(任期付))
  • 沖本与子(日本語教育研究センター 講師(任期付))
  • 高橋雅子(日本語教育研究センター 講師(任期付))

主旨

本プロジェクトでは、学習者が自己の日本語能力レベルや授業選択する際の指標のひとつとして、センターの総合日本語クラスの学習内容に合わせた「学習者の言語運用能力の自己評価(Can-do-statements:以下、CDS)」を2016年度に試作した。そして、CDS調査ならびにアンケート調査とインタビュー調査による意識調査を総合日本語4-6の学習者に対して行い、センターにおけるCDSの効果的な活用の可能性について探った。しかし、総合日本語クラス全体では調査を行っていないため、2017年度はプロジェクトを継続し、さらに対象レベルとクラスを増やして調査を行いたい。

研究成果

本プロジェクトは、CJLの学習者が自ら日本語能力を評価し、レベル判定や科目選択の決定、学習目標設定など行うことができるように、その指標やツールとなるセンター独自のCan-do statements(以下CDS)を作成することを目的とし、2016年度から2年間に渡り研究を行った。調査はCJLで学ぶ1-8レベルの学習者延べ1112名を対象にCDS調査及びアンケート調査を行った。さらに、そのうち44名に対してインタビュー調査を行った。調査の結果は、『早稲田日本語教育実践研究』第5号(2017)、2017年日本語教育学会春季大会等で発表し、成果を共有した。今後は学習者の科目履修時に参考資料として利活用するなど、CJLへの貢献を目指す。

プロジェクト報告資料
プロジェクト資料(Can-do statements)

 

代表者(所属・資格)

  • 岩下智彦(日本語教育研究センター 講師(任期付))

メンバー(所属・資格)

  • 沖本与子(日本語教育研究センター 講師(任期付))

主旨

漢字の習得には形・音・意味の知識に加え,運用の仕方など様々な要素が関わっている。教師には各学習者の各要素の習熟度についての把握と適切な指導が求められるが,本センターの漢字科目群クラスは,同一クラスに多様な背景を持った学生が混在するため,判断に悩む場面がある。この問題を解決するため,本研究では,漢字レベルチェックテスト(以下,漢字テスト)の結果を分析し,レベル別・母語別に強化が必要な要素を抽出し,教師の指導法や熟達度テスト作成に向けた提案を行う。

研究成果

本プロジェクトは、CJLの漢字科目履修者が受験する漢字レベルチェックテストの解答を分析し,多様な側面を持つ漢字力について学習者の背景や習熟度別の特徴を明らかにすることを目的としている。2015~16年度の調査において延べ703名の漢字レベルチェックテストの解答を収集,分析をした。結果は,2016年度日本語教育学会秋季大会などで発表し、成果を共有した。また,その結果を漢字科目の副教材および,紙媒体テストからコンピューターベーステスト(CBT)への移行に際しても応用した。17年度はCBTの予備調査として63名分の回答を分析し,問題数,難易度の適正化およびレベル分割点の調整を行った。今後はCBTの実施を通し、より問題の精選を図るなど、CJLへの貢献を目指す。

プロジェクト報告資料

代表者(所属・資格)

  • 木下 直子(日本語教育研究センター 准教授)

メンバー(所属・資格)

  • 中川 千恵子(日本語教育研究センター 非常勤講師)
  • 中村 則子(日本語教育研究センター 非常勤講師)
  • 山中 都(日本語教育研究センター 非常勤講師)

主旨

発音学習のニーズは高く、発音クラスをはじめ、総合日本語のクラスでも音声教育が扱われている。このように学習の機会はあるものの、発音のレベルは日本語のレベルと異なることも多く、適切な指導が受けられないことがある。そこで、2014年4月よりセンターの研究プロジェクトとして自律的に学習が可能なWebサイトの開発を行っている。これは自分のレベルや到達目標を明確にした上で、持続可能な学習方法が選択できるものである。

研究成果

本研究プロジェクトでは、学習者自ら自律的に発音学習ができる支援システムの開発を目指して、 (1) 現時点における発音のポイント理解度がわかるチェックテスト、(2) 自分に合った発音の学習方法が学べる動画コンテンツを作成し、Web教材「つたえるはつおん」(www.japanese-pronunciation.com)で公開している。

2017年度は、Web教材の使用感に関する調査結果(木下ほか2017)にもとづいてWebサイトの使い方を説明する動画、および学習方法に関する動画を作成するとともに、インドネシアのスマラン国立大学、ジャカルタ国立大学で発音学習に関するワークショップを行った。

プロジェクト報告資料

代表者(所属・資格)

  • 寅丸真澄(日本語教育研究センター 准教授(任期付))

メンバー(所属・資格)

  • 齊藤眞美(日本語教育研究センター 非常勤講師)

主旨

留学生の就職支援は重要且つ緊急の課題である。実際、学内の英語プログラム受講者が、日本で就職するには日本語が必要であるという事実に直面し、対応に苦慮しているケースを頻繁に聞く。CJLでは従来、就職に役立つ日本語コースを、テーマ科目群の一つである『仕事』に関係する授業群(2018年度からは『ビジネス日本語』に改名予定)の中で主に扱ってきた。しかしながら現状では、内容(授業間での重なり)、レベル(レベル間での授業数の偏り)などの点で、問題が露呈してきている。

こうした現状を踏まえ、本研究プロジェクトでは、これらの問題解決を図り、日本で就職を希望する留学生に対して体系的な日本語コース群を提供することを目指す。

研究成果

高等教育機関では、留学生の増加と多様化に伴い、その就職支援が重要かつ喫緊の課題となっている。本センターにおいても、日本での就職を希望する留学生は多く、留学生のための就職支援に向けた日本語コースを設置し、より有意義なビジネス日本語関連科目を提供することが課題とされている。そこで、本研究では、そのための実態調査として、ビジネス日本語関連科目を履修する日本語学習者を対象に、日本語学習者のキャリア意識を質的、量的調査によって明らかにした。

代表者(所属・資格)

  • 佐野香織 (日本語教育研究センター 講師(任期付))

メンバー(所属・資格)

  • 鄭在喜 (日本語教育研究センター  講師(任期付))
  • 齋藤智美(日本語教育研究センター 講師(任期付))
  • 吉田好美(日本語教育研究センター 講師(任期付))

主旨

本学日本語教育研究センターでは、日本語履修学生数の増加に伴い、より良い教育実践を目指して、効果的なコース運営へと改善していくことが喫緊の課題となっている。学生の多様性、履修のあり方の多様性、学習スタイルの多様性を鑑み、既存の枠組みを越えた新たな日本語コース開発が求められている。本研究プロジェクトでは、上記の問題を解決するべく学生の実態調査およびアクティブ・ラーニング、反転授業・学習など、新たな授業・学習に関する基礎調査研究、事例調査研究を進め、コース開発へつなげる。

研究成果

2017年度は,2016年度秋学期に行った初級コース実態に関する予備調査(質問紙調査およびインタビュー調査)を分析,その結果,知識としての日本語学習に限定されない,多様な学びのあり方・考え方が一つのコースに混在していることが見えてきた(分析結果については,2017年早稲田大学日本語教育学会秋季大会,2017年度日本語教育学会秋季大会において発表した)。この予備調査結果と文献調査に基づき質問紙を作成,2017年度春学期,秋学期に初級前半コースおよび初級後半コースの履修者を対象に質問紙調査とインタビュー調査を実施,現在分析中である。分析結果については,2018年度に研究発表,論文発表を行う予定である。

 

代表者(所属・資格)

  • トンプソン 美恵子(日本語教育研究センター 准教授(任期付))

メンバー(所属・資格)

  • 木下 直子(日本語教育研究センター 准教授)
  • 寅丸 真澄 (日本語教育研究センター  准教授(任期付))
  • 毛利 貴美(日本語教育研究センター 准教授(任期付))
  • 尹 智鉉(日本語教育研究センター 准教授(任期付))

主旨

本プロジェクトは、GEC新規科目「日本語学習アドバイジング」のコースのあり方、課題を探るべく、コース修了者,わせだ日本語サポートスタッフを対象に調査を行うものである。この科目は、自律学習を促すためのアドバイジングを学ぶと同時に、わせだ日本語サポートのスタッフを育成するねらいがある。わせだ日本語サポートのスタッフは、これまで大学院日本語教育研究科の大学院生を対象としてきたが、今後、学部生(本コース修了者)に門戸を広げる予定であり、調査から得られた知見及び課題をふまえ、コースの改善を検討する。

研究成果

本プロジェクトは,日本語学習支援施設‘わせだ日本語サポート’のスタッフ養成の場として設置されたGEC科目「日本語学習アドバイジング」のコース改善を目指した。2017年度は,第一に,当該科目の受講学生とわせだ日本語サポートのスタッフを対象として半構造化インタビューを行った。現在は次年度の発信を目指し,収集データをM-GTAの手法で分析している。第二に,授業でアドバイジングの模擬セッションを実施し,アドバイジーとして迎えた留学生のアンケート結果を授業でのフィードバック及び授業改善に活用した。第三に,同志社大学教授中田賀之氏を招へいし,アドバイジングの根幹をなすオートノミーに関するFD講演会をCJL全教員対象に開催した。

プロジェクト報告資料

代表者(所属・資格)

  • トンプソン 美恵子(日本語教育研究センター 准教授(任期付))

メンバー(所属・資格)

  • 舘岡 洋子(日本語教育研究科 教授)
  • 毛利 貴美(日本語教育研究センター 准教授(任期付))
  • 伊藤奈津美(日本語教育研究センター 講師(任期付))

主旨

本プロジェクトの主旨は、ティーチング・ポートフォリオ(以下TP)を活用した日本語教師研修を策定することである。研修では、教師が教育活動をふり返り、他者に提示可能な形にまとめたTPをもとに、教師間で対話を行う。TP作成と教師との対話を通じ、自身の実践とその理念、実践の課題や意義に気づく力、今後の展望をエビデンスによって可視化・発信する力を育成することを目指す。本プロジェクトの目標は、日本語教育研究センター(以下CJL)における教師研修(以下FD)の試案を示すことである。継続年となる2017年度は、CJLの常勤教員に加え、非常勤教員を対象としたFDとして本プロジェクトを試行することを目指す。

研究成果

本プロジェクトは,教育・研究・運営に関する内省を促すツールの開発及び対話型ワークショップ(以下WS)の実施を通じ,日本語教師研修のデザインを行った。具体的には,TP(ティーチング・ポートフォリオ)による教育の内省・改善WSをCJL常勤教員対象に実施した。また,CJL運営業務に関する内省を促すKPT(Keep, Problem, Try)WSも実施した。研究に関しては,RP(リサーチ・ポートフォリオ)WSをプロジェクトメンバーを対象に行った。WSを通じて精緻化した内省ツールは,早稲田日本語教育学会2018年春季大会で発表した。さらに,CJL全教員が教育の改善を検討できる場として,帝京大学教授土持ゲーリー法一氏を招へいし,FD講演&WSを開催した。

プロジェクト報告資料

代表者(所属・資格)

  • 松井一美(日本語教育研究センター 准教授(任期付))

メンバー(所属・資格)

  • 徳間晴美(日本語教育研究センター 講師(任期付))
  • 鄭在喜(日本語教育研究センター 講師(任期付))

主旨

本研究プロジェクトでは、オンデマンド講義と遠隔チュートリアルを併用した日本語科目の開発を行ってきた。2015年度に「オンライン・ジャパニーズ1(1)、(2)」を開講したが、今後益々増加が見込まれる日本語未習の留学生に対応するため、2016年度より文字学習から始める「オンライン・ジャパニーズ入門」コースの開発を進めている。2017年度は、「オンライン・ジャパニーズ入門」のパイロットコースを開講し、正規開講に向けた準備を進める。

研究成果

「オンライン・ジャパニーズ入門」コースとして、13課分の「動画コンテンツ(会話・語彙)」、「シナリオ英語対訳」「語彙リスト」「クイズ」を完成させた。コンテンツ完成後、ウェブ会議システムを用いた「オンラインコース」の見直しがなされたため、パイロットコースは反転授業形式で行った。アンケート、インタビュー、参与観察による調査から、以下のように、コンテンツの有効性が確認された。①学習事項を事前に動画で視聴するため、教室で場面や語彙を導入する必要がなく、多くの練習が行え、学習者の満足度が高い。②仮名導入と並行してタイピングを学習する点が日本語を必須としない学習者のニーズに合致している。③動画画像をキューとする練習方法がサバイバル会話の学習方法として有効であると思われる。尚、本パイロットコースの概要と調査結果について2018年3月に開催された日本語教育方法研究会で発表した。

プロジェクト報告資料

2016年度

研究プロジェクト

代表者(所属・資格)

  • 木下 直子(日本語教育研究センター 准教授)

メンバー(所属・資格)

  • トンプソン 美恵子(日本語教育研究センター 准教授)
  • 松井 一美(日本語教育研究センター 准教授)
  • 毛利 貴美(日本語教育研究センター 准教授)
  • 山本 真理(日本語教育研究センター 准教授)
  • 尹 智鉉(日本語教育研究センター 准教授)

主旨

本プロジェクトは,GEC新規科目「日本語学習アドバイジング」のコースのあり方,課題を探るべく,コース修了者,わせだ日本語サポートスタッフを対象に調査を行うものである。この科目は,自律学習を促すためのアドバイジングを学ぶと同時に,わせだ日本語サポートのスタッフを育成するねらいがある。わせだ日本語サポートのスタッフは,これまで大学院日本語教育研究科の大学院生を対象としてきたが,今後,学部生(本コース修了者)に門戸を広げる予定であり,調査から得られた知見,課題をふまえ,コースの改善を検討する。

代表者(所属・資格)

  • 木下 直子(日本語教育研究センター 准教授)

メンバー(所属・資格)

  • 中川 千恵子(日本語教育研究センター 非常勤講師)
  • 中村 則子(日本語教育研究センター 非常勤講師)
  • 山中 都(日本語教育研究センター 非常勤講師)

主旨

発音学習のニーズは高く、発音クラスをはじめ、総合日本語のクラスでも音声教育が扱われている。このように学習の機会はあるものの、発音のレベルは日本語のレベルと異なることも多く、適切な指導が受けられないことがある。そこで、2014年4月よりセンターの研究プロジェクトとして自律的に学習が可能なWebサイトの開発を行っている。これは自分のレベルや到達目標を明確にした上で、持続可能な学習方法が選択できるものである。

代表者(所属・資格)

  • 鈴木伸子(日本語教育研究センター 准教授)

主旨

本プロジェクトは、外国人社員の採用意欲が高い日本企業を対象に、その採用動機や理想とする外国人材像、自社で採用した外国人社員の評価について調査するものである。従来、新卒の外国人社員といえば日本で学んだ留学生が主であったが、近年では海外、特にアジアの名門大学から直接リクルーティングされるケースも登場し、採用手法は多様化している。それに伴い、企業側の彼らに対する配属・評価・育成も変化していることが予想される。こうした変化は、今後の外国人社員採用の方針を左右し、留学生誘致の手法や新たなビジネス日本語教育の開発に影響を与え得る。以上のことから、本研究プロジェクトの設置を申請する。

代表者(所属・資格)

  • トンプソン 美恵子(日本語教育研究センター 准教授)

メンバー(所属・資格)

  • 舘岡 洋子(日本語教育研究科 教授)
  • 毛利 貴美(日本語教育研究センター 准教授)
  • 山本 真理(日本語教育研究センター 准教授)
  • 伊藤奈津美(日本語教育研究センター 常勤インストラクター)
  • 古屋 憲章(日本語教育研究センター 助手)

主旨

本プロジェクトは、ティーチング・ポートフォリオ(以下TP)を活用した日本語教師研修を策定する。研修では、教師が教育活動をふり返り、他者に提示可能な形にまとめたTPをもとに、教師間で対話を行う。TP作成と教師との対話を通じ、自身の実践とその理念、実践の課題や意義に気づく力、今後の展望をエビデンスによって可視化・発信する力を育成することを目指す。本プロジェクトの目標は、日本語教育研究センター(以下CJL)における教師研修(以下FD)の試案を示すことである。

代表者(所属・資格)

  • 松井 一美(日本語教育研究センター 准教授)

メンバー(所属・資格)

  • 齊藤 眞美(日本語教育研究センター 准教授)
  • 徳間 晴美(日本語教育研究センター 講師)
  • 鄭 京姫 (日本語教育研究センター 講師)
  • 高橋 雅子(日本語教育研究センター 常勤インストラクター)

主旨

本研究プロジェクトは、早稲田大学の全てのキャンパスに在籍する留学生が十分な日本語教育の機会を得られるようにすべく、オンデマンド講義と遠隔チュートリアルを併用した日本語科目の開発を行ってきた。2015年度にコース開講に至ったが、今後益々留学生の増加が見込まれる中、現在開講している科目のみでは、十分に対応でき得るとは言い難い。また今後は日本語未習の留学生が急増すると思われる。そこで、引き続きオンデマンド講義と遠隔チュートリアルを併用した文字学習から始める「(仮称)オンライン・ジャパニーズ入門」の開発を進める。

代表者(所属・資格)

  • 毛利貴美(日本語教育研究センター 准教授(任期付))

メンバー(所属・資格)

  • 伊藤奈津美(日本語教育研究センター 常勤インストラクター)
  • 岩下智彦(日本語教育研究センター 常勤インストラクター)
  • 高橋雅子(日本語教育研究センター 常勤インストラクター)
  • 沖本与子(日本語教育研究センター 常勤インストラクター)

主旨

本センターでは、学期前に学習者が自己の日本語能力レベルや授業を自己選択する際の指標のひとつとして、日本語能力を判定する客観テストJ-CATを利用している。しかし、実際には、学習者は教科書や学習者間の情報を手がかりにレベルを選択している現状があり、J-CATだけでは学習者間の言語能力を測るには十分でない可能性がある。そこで、本プロジェクトでは各レベルの学習者に言語運用能力の自己評価、Can-do-statements(以下、CDS)を行い、学習者の自己評価レベルとJ-CATとの相関を見る。同時にアンケート調査やインタビュー調査等の意識調査も行い、CDSの効果的な活用の可能性について探る。

代表者(所属・資格)

  • 山本真理(日本語教育研究センター 准教授)

メンバー(所属・資格)

  • 岩下智彦(日本語教育研究センター 常勤インストラクター)

主旨

漢字の習得には形・音・意味の知識に加え、運用の仕方など様々な要素が関わっている。そのため、教師にはこうした要素別の習熟度の的確な把握とそれに応じた指導が求められる。しかし、本センターの漢字科目群クラスは、同一クラスに異なる漢字習熟度の学生が混在し、教師は何を中心に指導すべきか判断に悩んでいる。この問題を解決するため、本研究では初回授業で実施している漢字プレースメントテスト(以下、漢字テスト)の結果を分析し、レベル別・母語別に強化が必要な要素を抽出し、教師の指導法や熟達度テスト作成に向けた提案を行う。更に、熟達度テストの将来的な代替案として漢字SPOT運用の可能性を探る。

代表者(所属・資格)

  • 尹 智鉉(日本語教育研究センター 准教授)

メンバー(所属・資格)

  • 岩崎 浩与司(日本語教育研究センター 非常勤インストラクター)

主旨

ICT(情報通信技術)の進歩および普及を背景に、高等教育政策としてICTの利活用が積極的に推奨されている。これらの現状において、本研究プロジェクトでは教育現場の当事者としての日本語教師が、実際にどのような意識をもって教育を実践しているのかを明らかにする。さらに、この基礎研究の結果を踏まえ、ICT化に関連するFD(faculty development)モデルを開発する。このFDモデルでは、今後の日本語教育の現場で求められる知識やスキルにおける支援と共有、それらを支える意識の面での働きかけの場作りを目指す。

2015年度

研究プロジェクト

  • 日本語音声における自律学習支援システムの開発 (代表者:木下 直子)
  • 海外日本語教育実習を活用したグローバル人材育成プログラムの開発研究 (代表者:鈴木 伸子)
  • 漢字習熟度に応じた強化が必要な要素の解明 -漢字診断テストを用いて- (代表者:山本 真理)
  • オンデマンド講義・ウェブ会議システムを用いた日本語科目の開発 (代表者:尹 智鉉)

2014年度

研究プロジェクト

  • 日本語学習ポートフォリオの再設計と運用方法の開発研究 (代表者:鈴木 寿子)
  • オンデマンド講義・ウェブ会議システムを用いた日本語科目の開発 (代表者:宮﨑 七湖)
  • 「移動する子ども」として成長した大学生の日本語教育研究 (代表者:川上 郁雄)
  • 日本語音声における自律学習支援システムの開発 (代表者:木下 直子)

研究会

  • 日本語学習ポートフォリオ研究会 (代表者:鈴木 寿子)
  • 「移動する子ども」研究会 (代表者:川上 郁雄)
  • 質的調査法研究会 (代表者:舘岡 洋子)
  • F指標(外国人受刑者)研究会 (代表者:宮崎 里司)
Page Top
WASEDA University

早稲田大学オフィシャルサイト(https://www.waseda.jp/inst/cjl/)は、以下のWebブラウザでご覧いただくことを推奨いたします。

推奨環境以外でのご利用や、推奨環境であっても設定によっては、ご利用できない場合や正しく表示されない場合がございます。より快適にご利用いただくため、お使いのブラウザを最新版に更新してご覧ください。

このままご覧いただく方は、「このまま進む」ボタンをクリックし、次ページに進んでください。

このまま進む

対応ブラウザについて

閉じる