日本語教育研究センターでは、日本語教育プログラム生や、学内の留学生の日本語教育の他に、さまざまなプログラムを実行しております。
EUビジネスマン日本研修プログラム(ETP)は、日本市場への進出または事業拡大を目指すEU企業のビジネスパーソンに対して、日本でビジネスを行うためのトレーニングを提供する人材育成プログラムです。1979年に欧州委員会が日本経済団体連合会の協力を得て開始して以来、日欧間の関係構築および貿易投資促進に貢献しています。また、これまでに参加した研修員は延べ1000人以上に及び、現在多数のETP修了者が日本及び世界中でEU企業の指導的地位において活躍しています。
本学では、欧州委員会の委託を受けて、ETP25期(2006-2007年)より本プログラムの日本モジュールの企画および運営を行っています。ETP30期プログラムは、2014年11月に開始し、ロンドン大学東洋アフリカ学院(SOAS)による欧州での研修期間(3週間)と2015年1月から11月まで日本での研修期間(11カ月)を本学で実施しました。
公益財団法人 笹川平和財団は、笹川日本友好基金事業の一環として、中国西部日本語学習者を日本に招聘し、研修を実施しています。本学は 2009年からの7年間で129名の中国人研修生を受け入れ、交流を深めてきました。本事業の日本語教育の要素をより強化すべく、2014年度より本セン ターが直接、財団から受託する形式での事業遂行となりました。2016年度は、2017年2月に16名の研修生を受け入れ、約3週間の日本文化理解や作文指導等、実践的な日本語教育を提供しました。