持続可能な社会に向け若者たちが学び、考える「アジア学生交流環境フォーラム(ASEP)」(イオン環境財団主催)が3日、早稲田大学小野記念講堂で開幕しました。今年で5年目を迎えるASEPは、早稲田大学が4年ぶりにホスト校を務めます。
今年度のASEPは「生物多様性と叡智」をテーマに、中国・清華大、韓国・高麗大、ベトナム国家大ハノイ校、マレーシア・マラヤ大、カンボジア・王立プノンペン大、インドネシア大、早稲田大計84人が参加します。フィールドワークは、主に北海道で行われ、8日までの期間中、世界自然遺産の知床や国の天然記念物であるシマフクロウの生息地の復元を目指す標茶町などを訪ね、生物の多様性と人間生活との関係等を学びます。
開講式では、岡田卓也イオン環境財団理事長が「1つしかない地球の環境を守り、世界が直面している環境問題を解決するにはどうしたらよいかを自らに問いかけ、国境を越えた友人たちと真剣に議論してほしい。」と呼びかけました。
また、鎌田薫早稲田大学総長から「世界情勢が不安定な時代だからこそ、国境を越えて多文化理解を深める必要がある。ASEPという絶好の機会を活用し、グローバル社会における日々の判断や生活に活かしてほしい。」との開会の挨拶があり、6日間にわたるフォーラムが開幕しました。