本学と株式会社日立ソリューションズ(以下、日立ソリューションズ)は、データサイエンス分野の人材育成や産学連携促進を目的とした学術交流協定を締結しています。
この連携の一環として、2025年3月11日(火)に、早稲田キャンパス7号館207教室にて日立ソリューションズ・データ科学センター共催セミナー「生成AI時代のセキュリティ最前線:社会では今、何が起きている?」を開催しました。
本セミナーでは、生成AIをはじめとするAI技術が社会において急速に身近な存在となる中、AIがセキュリティ領域に与える影響について、最新のAI技術を活用したデモンストレーションを交えながら、実際の社会で起きている事例の紹介や生成AIなどの技術の進展により、セキュリティへの攻撃が容易化・多様化する現状を踏まえ、それらにどう向き合うべきかについて、パネルディスカッションを行いました。
司会:データ科学センター須子統太教務主任
はじめに、本学データ科学センター 小林学教授からセミナーの趣旨について説明しました。
続いて、日立ソリューションズ セキュリティエバンジェリストの扇 健一氏より同社の企業紹介を行いました。
次に、日立ソリューションズ セキュリティエバンジェリストの辻 敦司 氏およびホワイトハッカーの米光 一也氏から「ディープフェイクの脅威」について、データ科学センターの小林学教授から「生成AIとセキュリティ」と題した講演を行いました。
講演では、生成AI技術により作成されたディープフェイク動画を悪用した実際の投資呼びかけ詐欺について臨場感のある説明がなされました。生成AI技術の急速な発展により、生成AIが身近な存在となる中で、これらの技術を悪用したで攻撃が身近でも発生しうることについて、参加者に注意が呼びかけられました。
講演後は、日立ソリューションズ セキュリティエバンジェリスト 扇 健一氏(パネラー)、クラウドセキュリティエンジニア 藤根 亜樹穂 氏(パネラー)、本学データ科学センター 小林 学 教授(モデレーター)、望月 泰博 講師(パネラー)により、以下をテーマにパネルディスカッションを行いました。
1.社会で起こっていること1:DDos攻撃
2.社会で起こっていること2:生成AIとセキュリティという観点における良い面
3.社会で起こっていること3:生成AIとセキュリティという観点における悪い面
<パネルディスカッションの様子>
<質疑応答>
質疑応答では、本学学生からの質問に対して、日立ソリューションズおよびデータ科学センターのパネリストが活発な意見交換を行いました。また、セミナー終了後にも学生からは熱心な質問が多く寄せられました。
続いて、日立ソリューションズ ホワイトハッカー 米光 一也氏より、2025年度の夏クォーターに日立ソリューションズとの提携により開講予定の授業「未来社会を創るセキュリティ最前線」についてご案内いただきました。
最後に、本学データ科学センター須子統太教務主任が閉会挨拶を述べ、本セミナーは盛会のうちに幕を閉じました。(参加者数:69名)
概要
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日時 : 2025年 3月 11日 (火) 10:00~12:00
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形式 : 早稲田キャンパス 7号館 207教室
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対象 : 早稲田大学の正規生
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言語 : 日本語
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共催 : 早稲田大学データ科学センター・株式会社日立ソリューションズ
プログラム
司会進行:データ科学センター教務主任 須子 統太
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10:00 本セミナーの趣旨
・早稲田大学 データ科学センター教授 小林 学
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10:05 日立ソリューションズ 会社紹介
・日立ソリューションズ セキュリティエバンジェリスト 扇 健一 氏
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10:10 講演①「ディープフェイクの脅威」
・日立ソリューションズ ホワイトハッカー 米光 一也 氏
・日立ソリューションズ セキュリティエバンジェリスト 辻 敦司 氏
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10:40 講演②「生成AIとセキュリティ」
・早稲田大学 データ科学センター教授 小林 学
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11:00 パネルディスカッション・「生成AI時代のセキュリティ最前線:社会では今、何が起きている?」
<パネラー>
・日立ソリューションズ セキュリティエバンジェリスト 扇 健一 氏
・日立ソリューションズ クラウドセキュリティエンジニア 藤根 亜樹穂 氏
・早稲田大学 データ科学センター講師 望月 泰博
<モデレーター>
・早稲田大学 データ科学センター教授 小林 学
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11:50 来年度の授業「未来社会を創るセキュリティ最前線」のご案内
・日立ソリューションズ ホワイトハッカー 米光 一也 氏
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11:55 閉会挨拶
・早稲田大学 データ科学センター教務主任 須子 統太
お問い合わせ先
早稲田大学データ科学センター事務所
TEL:03-3204-9164
E-mail:[email protected]