2021年12月4日(土)、早稲田大学(以下、早大)は、第3回早稲田大学データサイエンスコンペティションをオンラインで開催いたしました。
あらゆる分野でデータサイエンスの重要性が高まるなかで、早大ではデータ科学センターを核として、各専門領域で培われてきた知見と、最新のデータサイエンスの融合を進め、双方のスキルを兼ね備えた実践的な人材の育成を進めています。
早大のデータ科学センターと人間科学学術院の共催で、早大としては3回目の開催となる本コンペティションでは、SDGsの17の目標の中で学生自身の関心領域に対して、オープンデータ(公開データ)を活用し、多面的な視点でデータ分析を行いました。当日の発表会では、分析結果の報告に基づき、データ分析の新規性や有効性等を競いました。
各学部・研究科から7月にエントリーをした総勢47チームのうち、25チームが11月に発表資料を提出。当日、予選では4グループに分かれて全25チームがプレゼンを行い、決勝では予選を通過した13チームが再度プレゼンを行いました。学生による約半年間にわたる長期戦の集大成の発表が、この日1日かけて実施され、熱き戦いとなりました。
当日決勝の冒頭では、人間科学学術院長の三嶋博之教授より開会挨拶をいただきました。当日の司会は、データ科学センターの野村亮教授が務めました。
今回のコンペティションは、SDGsをテーマに、対象データを指定せずに行いました。SDGsが掲げる各々の目標に対して、それらを達成するための具体的な施策をデータを用いて具体的に分析して導きだすというプロセスを参加学生が楽しみながら、取り組んでいる様子がとても印象的でした。また、SDGsというグローバルなテーマ設定だったこともあり、世界中の様々な組織が公開しているデータをもとに、その分析も多角的に行われました。英語で発表を行ったチームもありました。発表後は学内外の専門家で構成された審査員から質疑、アドバイスをいただく時間があり、どの発表に対しても活発な議論が交わされました。
その上で、最終的に「喫茶べいじ庵」チームが最優秀賞を受賞しました。メンバーは政治経済学部の斎藤さん(リーダー)と金高さんです。
※プレゼンテーターは人間科学学術院の大須理英子教授。
また、他にも優秀賞、人間総合研究センター・人間科学会賞、プレゼン賞、実務家審査員賞など全9部門の賞を各チームが受賞しました。決勝には進めなかったものの、オーディエンス賞を受賞したチームもありました。受賞チームはどのチームもハイレベルで、僅差での受賞となりました。
閉会にあたり、データ科学センター所長の松嶋敏泰教授は、協賛企業へ感謝の念を示すと共に、参加した学生全ての弛まない努力とデータサイエンスを用いてSDGsの目標を達成しようとする姿勢を称えました。
オンラインでの開催は2回目となりましたが、約120名が参加する大規模なコンペティションとなり、最後までオーディエンスも減ることなく、盛大なうちに幕を閉じました。
当日の様子はこちらからご覧いただけます(学生・教職員のみ参照可)(閲覧期限:~2021/12/27(月))。
協賛企業(早稲田大学データ科学研究教育コンソーシアム参加企業)
株式会社ADKマーケティング・ソリューションズ
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
株式会社電通デジタル
株式会社ジェイアール東日本企画
株式会社日立ソリューションズ
株式会社電通国際情報サービス
株式会社みずほ銀行
株式会社aiforce solutions