Waseda Research Institute for Science and Engineering早稲田大学 理工学術院総合研究所

プロジェクト研究

高性能光学ポリマーの創製と屈折率制御(3期目)

Development of High Performance Optical Polymers and Control of Refractivity
  • 研究番号:24P13
  • 研究分野:technology
  • 研究種別:プロジェクト研究
  • 研究期間:2024年04月〜2027年03月

代表研究者

小柳津 研一 教授
OYAIZU Kenichi Professor

先進理工学部 応用化学科
Department of Applied Chemistry

URL:https://oyaizu.myportfolio.com/

研究概要

本プロジェクト研究 (3期目) は,代表者らが見出した含硫黄芳香族ポリマーの高屈折率特性を更に追求するため,「分極性官能基間の相互作用」に焦点を当て,分極構造の精密制御により従前の経験的限界を超えた高い屈折率 (nD値) を示す斬新な光学材料を創出することを目的とする。第2期までに,ヒドロキシ置換PPSやポリ(チオウレア)が与える非晶質固体が鎖間水素結合により顕著に高密度化し,これまで経験的に到達困難とされた超高屈折率 (nD ~ 1.8) を着色なく発現することを見出した(Macromolecules 2022など)。これら鍵物質を基軸として,水素結合を含めた多様な相互作用力を分極率の高い化学構造に組み込み,単位体積あたりの分極率を極大化することでnD値の最高値更新 (~ 2) を狙う。当該ポリマーの固体物性評価と機械学習の援用から,超高屈折率化の原理とそれを実現するための構造要件を解明する。
室温大気下での簡便な重合,穏和な条件での分解性に基づくリサイクル特性など,高い環境適合性とニーズを併せ持つ次世代の光学機能材料として定着させる。なお,本内容はPJ研究室利用料等の財源 (後述) の一つである科研費「挑戦的研究 (開拓)「ソフト分極構造の多重集積による光・電場機能高分子の革新」 (代表者: 小柳津研一, 2022.7-2027.3)」の研究内容と合致している。

年次報告

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