Waseda Research Institute for Science and Engineering早稲田大学 理工学術院総合研究所

プロジェクト研究

計算科学による原子炉過酷事故メカニズムの解明と安全性の向上研究(3期目)

Understanding Mechanisms of Severe Accidents and Improving Safety of Nuclear Reactors by Computer Science
  • 研究番号:22P15
  • 研究分野:science
  • 研究種別:プロジェクト研究
  • 研究期間:2022年04月〜2025年03月

代表研究者

山路 哲史 教授
YAMAJI Akifumi Professor

先進理工学科 共同原子力専攻
Cooperative Major in Nuclear Energy

URL:http://www.f.waseda.jp/akifumi.yamaji/

研究概要

原子力発電技術に対する信頼を取り戻すためには着実に東京電力福島第一原子力発電所(1F)の廃炉を進める必要がある。このためには、1F炉内の状況を総合的に把握する必要がある。一方で、同様な事故を繰り返さぬよう、原子力発電技術の安全性を向上させる必要がある。本研究の目的は最先端の計算科学技術を1F実機プラントデータや実験により検証し、改良・発展させ、原子炉過酷事故メカニズムの理解を深め、万が一の事故時における原子力発電技術の安全性(事故耐性)を向上させることである。そのために、以下を実施する:
(1)原子炉過酷事故解析コード(SA解析コード)を用いた事故進展解析結果と1F実機プラントデータとの整合性を分析し、原子炉過酷事故メカニズムの理解を深めるために重要度の高い機構論的な解析及び実験への要求を示す。
(2)伝熱・流動・相変化を機構論的にモデル化できるMPS法(粒子法)の改良と解析により、SA解析で簡略化されている事象を物理・基本現象の理解に立ち戻って分析し、SA解析コードの高度化に資する現象の理解を深める。
(3)炉心冷却機能喪失時の炉心崩壊までの裕度(grace time)を向上する事故耐性燃料(Accident Tolerant Fuel: ATF)の候補概念を燃料ふるまい解析により検討し、実機導入に向けた課題を明らかにする。

年次報告

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