Waseda Research Institute for Science and Engineering早稲田大学 理工学術院総合研究所

プロジェクト研究

難しい問題の取り扱いも含めた精度保証付き数値計算法の確立

Establishment of verifired numerical Computations for ill-conditioned linear problem
  • 研究番号:16C14
  • 研究分野:technology
  • 研究種別:奨励研究
  • 研究期間:2016年04月〜2017年03月

代表研究者

柳澤 優香 理工研が募集する次席研究員
YANAGISAWA Yuka Researcher

理工学研究所 大石 進一研究室
Research Institute for Science and Engineering

研究概要

精度保証付き数値計算とは,数値計算(解析的に解くことが難しい問題を計算機を用いて計算する方法)において生じる丸め誤差などのすべての誤差に厳密に評価し,数値計算によって数学的に正しい結果を高速で実用的に得る方法を言う.従来,数値計算は,実数計算が完了すれば「正しい結果」という理論だったが,実際には有限桁計算を用いるため,丸め誤差を考慮する必要がある.特に,条件数が大きい数値的に解き難い問題の場合,微小な誤差に対し,得られる解の相対変化が大きくなってしまい意味のある結果を得られにくい.意味のある結果を得ようとすると,多倍長計算が必要になり,実用的な実行時間で計算することは難しい.そこで,
「難しい問題の取り扱いも含めた,精度保証付き数値計算理論」
を確立する.この研究によって,

  • 高い信頼性を持つ結果を
  • 実用的な計算結果で計算できるようになり,

理工学,産業の様々な分野へ応用することが可能であり,非線形問題に対する精度保証法の発展に大きく貢献することができる.

年次報告

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