- 研究番号:18C07
- 研究分野:technology
- 研究種別:奨励研究
- 研究期間:2018年04月〜2019年03月
代表研究者

安田 和弘 理工総研が募集する次席研究員
YASUDA Kazuhiro Researcher
理工学術院総合研究所 岩田 浩康研究室
Research Institute for Science and Engineering
研究概要
本邦において脳血管障害の罹患者は約 130万人と多く,後遺症である運動,感覚麻痺や高次脳機 能障害は日常生活への復帰を著しく阻害する.身体障害のなかでも,立位バランスおよび歩行障害 は生活自立を制限する主たる要因のため,リハビリテーションを効率良く進めることが求められる. また,高次脳機能障害である半側空間無視 (USN)は,脳卒中の約 40%に観察される症状で,脳損傷 の反対側の空間を無視することで移動中に障害物に衝突する等,生活自立の阻害原因となっている. これらの日常生活自立を妨げる障害に対して,本研究では,1)脳卒中患者の歩行における足圧の 時間的,空間的変化を有効に体性感覚フィードバックする装置の開発,2)USN に対する仮想空間 (VR)を用いたリハビリテーション支援システムの開発および臨床での効果検証を目的とする.